レビュー一覧

戦国オメガバース。イロナシの朱虎。陰陽白銀の操。この作者さん、筆名が怖くて読んでなかったのですが、何ヶ月か前にタイトル買いで紙書籍で購入した1冊がよかったので、今回サンプル版を読んで、購入してみました。よかったです。ただ、繰り返しの言葉が多く出てくるので、ページ数のボリュームが目減りしたかも…。

先生の書く話はやっぱり泣かせてくれますね、オメガバースの話ですが戦国時代が舞台です。イラストもきれいです。

お互いへの想いがとても素敵でした。お互いを包み込んで成長していけるストーリー、良かったです。

前作「囚われオメガの〜」のスピンオフ。しかしこれ単体でも楽しめましたね。世界観が同じだからですかね。戦国ものの長子らしい攻め様と、健気な頑張り屋さんの受け様に癒されます。

以前の話と設定は同じなので、すんなり馴染めました。根性あるキャラ達がが自らの道を切り開いていく様子が、しっかりした展開と相まって描かれていて、つい応援したくなりました。この2人の先もまた読んでみたいです。

オメガ＝白銀、アルファ＝山吹と呼ばれている日本の戦国時代のお話。百姓の子供だったのが、髪が白と黒の斑になる“陰陽白銀”となった操が親に売られて山吹に嫁ぐ道具として生かされているのが本当に不憫でした。山吹至上主義がばっこする世の中の不条理がありすぎて絶望しかないのに明るく強くあろうとする2人が素敵でした。