レビュー一覧

この本を読んで最初に幽霊を見えると人生って変わるんだろうな〜。って思いました。でも、なかなか主人公が優しいから見えてしまんだろうかとか、印税がガッポガッポ入ってると幽霊に足を向かって寝れないだろうな

実際に特殊清掃の会社を経営し、主にご自分が作業されている方による、さまざまな現場とそれらにまつわる人間模様の話です。主人公の方は霊感もあり、実際に人間が死亡した現場での作業も多いので、霊にまつわる話も出てきます。（特殊清掃とは主に殺人や事故による人間の死亡現場の清掃や、昨今ですとゴミ屋敷の片付けなども含み、広義的なプロによるハウスクリーニングの中でも一般の業者が受けられないような、処理の際に感染症などの危険が伴い特別な清掃処理が必要なもの、という理解で概ね間違いではないと思います）普段我々が知ることのない世界を（漫画なので悪臭の心配なく）垣間見る事が出来て、内容が内容にも関わらずコメディタッチで読後感が暗く汚くなる事もなく、とても良い作品だと思います。孤独死や心中、自殺失敗で間違って死んでしまった話あり、首を伸ばそうとしてぶら下がり健康器にぶら下がったら手が滑ってうっかり死んでしまった夫の霊が、奥さんを安心させるために夢枕に立って主人公に伝言を頼むなど、死という重いテーマながらある種コミカルな部分もあるのは決してふざけている訳ではなく、独特の作風として真面目に成立しています。また同時に、死はやはり我々のすぐ隣にあって、しかも我々自体が結構明るくしょうもない存在なんだよなあ、と思わせてくれる興味深い作品と言えます。

1話だけ読んでみました。私もGのほうが幽霊より怖いですが、この仕事している人によると慣れるそうです…。ところで幽霊が出ると音がするくしゃくしゃって音わかります。あれいわゆるラップ音です。軽く鞭でたたいたようなピシイイィィッって音がすると思っていましたが、確かにあのビニールのくしゃくしゃの方が近いですね。慣れちゃっているので全然怖くない。

別サイトで読みました。未知の仕事に感心したり、そこのヒューマンドラマに驚いたりしました。大変な仕事だなと思う気持ちと正直自分には無理だなと思う気持ちを抱きながら読みました。

絵は皆さま仰るように好みがわかれそうですが、重すぎる作品への緩和材のように読むことができました。虫や汚物など表現をありのままではなく、ちょっとした笑いを取り入れながら描いて下さるのが助かりますね。｢人は孤独死すると思って生きてない｣この言葉に全てが込められていると思います。日々を大事に大切に生きていきたいと実感させられました。

第二巻！面白く拝読しました！人間って不思議なものですね。最後は皆死ぬんだなぁと思っちゃいました。

この作家さんの本は何冊か読んでいますが、いつも不思議なのは背景は細い線ですごく丁寧で綺麗に描かれているのに人間だけが太い線でとても大雑把に描かれていること。タッチすら違うので、なんだか違和感があります。ストーリー自体は重くなりすぎないようにコミカルに描かれていて、死を扱っていても読みやすかったです。

リアルに聞けばかなりディープな話を軽いタッチで描いてあります。想像力が強い方には深すぎるのでご注意下さい。

想像を絶する過酷さに加え、忌み嫌われる仕事でもあるがなくてはならない仕事。おぞましくリアル。でも人情を感じる話もある。特殊清掃のお仕事をされている人には尊敬の念を感じます。

人間の遺体って放置するとそんな事になるのか！というなかなか知る機会のない知識を得る事ができます。暖かかったり、少し悲しかったりな人間模様もうまく書けています。