レビュー一覧

かなり激しい系の読み応えのあるお話でした。面白かったけどね〜、笑。蟲系のエロが苦手な人は止めた方が良いかも、拷問系で使う蟲のエロが8〜9割、甘いエッチは少なめです。攻めがモフモフですが、モフモフの甘さも少なめ。もうちょい多いと嬉しかったかも、個人的に。でも、面白かった！

キャプションされていますが、商業化されてる作品のわりには拷問シーンがこれでもかというくらいてんこ盛りですり。特にそういう趣味のない人が読むと、途中から気持ち悪くて大後悔すると思います。奴隷兵➡️神の子になるくだりも駆け足で、主人公とその番の関係もぼんやりしたまま終わっているので、感想はなんだこれ？といった感じです。

今回かなりシリアス。ただ、なんだろうなぁ、まずタイトルがおかしい。もうちょっと詩的なタイトルをつけたほいがいいんじゃないのかなー。そろそろ4文字熟語も難しくなってきたのでは？ 前半はかなり主人公が性的に虐待されていますが、ほぼ虫なので嫌いな人は避けたほうがいいと思います。そういう意味で普通に甘いエロはほとんどありませんので、エロ目当ての人も今回は満足できないかも。ストーリーはとても良かった。ただちょいちょい描写不足な感じでイマイチ感情移入しきれませんでした。主人公がものすごいかわいそうなのに読んでて泣けない。育ての親？とのエピソードとか、具体的に入れたりすればもうちょっとよかったのかなと。いやー、でも話は本当にいいです、もうちょっと話に没頭させて欲しい！ ので物足りなさでマイナス1です。

お気に入りの作品で、何回も読んでます！最初敵同士で、受けは攻めによる拷問で散々な目に遭います。受けのこれまでの人生は同情せずにはいられないほど悲惨でした...。しかし、それでも屈せず強くある受けは非常に私好みで（笑）攻めも受けを処刑する頃には完全に惚れており、不死のオメガである受けと攻めが再会する頃には完全に逃げられないように閉じ込める、という大好き設定です。笑

最初にストーリー展開とっても素敵でした。他の方も仰っているように、蟲の拷問の描写は苦手な方が少なからず賛否が別れるのでは……と思います。そんな作品ですが、私的にはそれほど抵抗もなくストーリーを楽しませて頂きました（★ω★♭）さて、内容ですが。獣人の奴隷兵であるジャック。生まれから生い立ちまで可哀想なようなものです。その上不死身のため、現実逃避で死ぬ事も出来ないと過酷な人生を歩んでいるジャック。人間が人間らし生活を送れない環境で育った彼は戦に関しては知識は豊富ですが、常識などは皆無。そんな彼は戦の囮として敵国に捕虜として拷問を受けます。Ωであったジャックの扱いには国の規範が関わっており処罰の為αのハインリヒと出会うことになります。拷問の中でこの2人には何やら共通した人物がいるようで……情報の欲しいハインリヒですが処刑の日当日がやってきてもジャックの口からそれを聞き出すことは敵いませんでした……。掟によりΩは番になってからではないと処刑されることが許されず、ハインリヒに一方的に番にされ一度命を落とします。ハインリヒは少しの時間ではあったもののジャックの人柄に惹かれていたよう。処刑され逃げられたジャック。時間が過ぎると同時に逃げ延びたジャックにも色々な壁が立ちはだかります。多くの困難を乗り越え、ある程度な常識を学んだ矢先に性悪な領主に捕まってしまい、またもや拷問と陵辱の日々。。。そんな彼を救ったのは、彼の亡骸を探し続けたハインリヒによって保護されます。わだかまりはあったものの、互いを知るようになりジャックもハインリヒに惹かれていきます。それでも彼にはまだ何か秘密があるようで。。。と私の感想はここまで。最後の最後まで、目を話すことの出来ないストーリーでした。色んなことを考えさせられるものの、互いの手を取り番として前へ進もうとする2人はとても美しく、圧倒的に魅了されてしまいました。これからも2人に幸せが続くように祈るばかりです。購入は十分オススメ出来ます♪♪ただ、リアルな蟲の描写が苦手な方は、控えた方がいいのかなという感じです。最後になりますが、素敵な作品を提供してくださった作者様、本当にあありがとうございました！

凌辱シーンが壮絶ですが、不死のオメガの設定に登場人物が複雑に絡んできて、不思議な諦めのような世界観が好きです。でも、ハッピーエンドでホントによかったです。

著者さんの他の作品を前に読んでいて、拷問描写に躊躇がない人なんだなぁとは思っていました。今作もなかなかの拷問っぷりでしたが…。なんでしょうね、生々しく無いというか。淡々とした語り口の文章のせいか、神話や伝説、叙事詩を読んでいるような気分でした。黎明期の建国神話、もしくは中興の祖にまつわる史実に基づいた伝承、みたいな雰囲気で。蟲とかたくさん出てくるし、一応オメガバースなんですけど、オメガバの設定はたくさんの要素の中の一設定に過ぎず、出会った2人にはこんなにも深い因縁がありましたよー、という長いお話でした。もうちょっとオメガバらしいハートエロが読みたかったなー。

敵対国の攻めと捕虜になった受けのお話。体から次第に気持ちも通じ合っていくストーリーかなと思っていましたが、色んな要素が詰め込まれていて読み応えありました。オメガバースですがあまり甘々なシーンはありません。主人公が色々と不憫です。

虫の下りがスゴすぎて、そこはちょっと引いちゃうけど、ストーリーに厚みがあって、場面ごとが組合わさり、とても読みごたえがあって好きです。しっかりと読めて得した気分になれました。

最初の方は兎も角、話の後半がとても切ないです。