レビュー一覧

高嶺の花って、なったことないけど苦労もあるのですね。でもやっぱりいいことの方が多いよなと思うお話でした。

タイトルを見て面白そうだと思い読んでみました。美人で高嶺の花と言われる人でも欠点があることを知ることができました。設定からして面白かったです。

千鶴さんの大切な人の時間を奪ってしまった自分を悔やむ思いとそれに抗う想いに、なぜか司馬「顔が好き」で切り込んで行きます。その結末は！？種明かしで小説のあちこちに細かに散ればめられた描写が余すことなく結末に繋がっていて、圧巻です。兎山先生、策士ですね。すごく好きな作品です。

高嶺の花の彼女の心の中。それをわかってしまうヒーロー。良かったです。少しずつ心が溶かされて、恥ずかしいところを見られて益々好きになっていったんでしょうね。もう少し読みたかった〜。

主人公の戸惑いがきちんと書かれていて良かったです。

作者さん買いです。ヒーローの言う、ヒロインの顔が好きと言う意味は後半まで読んでやっとわかるという。安定の面白さでした。

主人公の一人語りが面白かった。むやみに甘すぎないのもいい。

男女の機微をよくわかっている安定しておもしろい作品です。

作者さん買いです。今回も満足なお話しでした。おすすめします。

ヒーローは、スパダリで人気者の営業マン。同じ会社で仕事をするヒロインは、ヒーローとは同期で、高嶺の花といわれるくらい、人と距離をおくクールビューティーな女性だけど、本当は人恋しい、素直で可愛い女性。短い作品なのに、違和感なく、ヒーローにより努力して一歩前に進んでいくヒロインの変化も描かれていて、エッチシーンにも満足でした！ヒーローが、ぐいぐい直球で誘っていくシーンや、ヒロインの事をちゃんと理解して関わっていくところが素敵でした！ただ、告白はヒロインからで、よくやった！えらい！と思いましたが、ヒーローの方は、ヒロインの勇気や最初に口説く際の直球に比べると、今ひとつに感じたので、星マイナス1に。読後感は良く、短いのに満足感得られる作品で、買って良かったとは思いましたよ^_^