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レビュー一覧

妊娠したら死にたくなった〜産褥期精神病〜

5点 3.9 183件
  • 4点 5
    56
  • 4点 4
    52
  • 4点 3
    31
  • 4点 2
    12
  • 4点 1
    3
  • 未購入レビューは星の評価(★)の対象外となります。
  • 2019-09-04
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    精神疾病が既往症にある方には酷く偏見を助長するように感じられてしまう漫画かもしれませんが、妊娠出産が女性にかける外から見えない負荷について改めても教えてくれる良作だと思います。主人公について、幼さや家族のサポートの手厚さを非難する意見も他サイト等で多く見ましたが、「だからほんとに良かったよね!」と、単純にそれでいいんじゃないでしょうか?産後一年以内に自死した産婦は、2015-2016年には全国で102人居たそうです。平均すると一都道府県に二人以上です。主人公を取り巻く環境や人物、何一つ欠けても、もしかしたら彼女は生きられなかったかもしれません。妊娠出産は尋常のことではありません。無事お母さんになって日々過ごしている人に何事もなかったのはたまたまの偶然や運に恵まれたからで、なにか一つでも間違えたら死んでしまうことすらあった、おそらく人生の中で一番死に近づいたのが出産だったと、お忘れの方は多いのではないでしょうか?パパになったばかりの人に、これは主人公にだけ起こった特殊な話ではなく、年間100人以上がこうした挙げ句に自死してしまうのだ、と前ふりとともに、是非一読して欲しい作品だと強く思いました。

  • 2020-10-28
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    現在これを書けたと言うことは落ち着かれていると思いますが、現役漫画家時代からの作者の生活態度や家族への甘え依存に自己中心的な考え方を見て、漫画でこれくらい書くなら現実はさらにわがままだったろうなと思いました。通常の入院でさえ人手の足りない深夜勤務時の患者のわがままはひどく大変です。まして精神病棟で叫び続ける患者に対応し続ける辛さ、正常な看護師でも狂いそうなのに、やめずに働く人達を嘘つきと嘲笑されたと悪く書かれる。確かにそれは職業上いけない言葉ですが、じゃあ病気だから何をしても何を言っても許されて、医者と看護師には全て我慢と理解をしろとは都合よすぎませんか。看護師も作者と同じ人間ですよ。壊れそうになりながら働く現場の人をご存じなのでしょうか。狙って書かれてるのか解りませんが、旦那様のご実家や家族や看護師と医者に同情してしまい、甘える作者に苛立つことが多い内容でした。作者が拘束されるのは自傷他傷防止含め当然の処置です。

  • 2019-09-24
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    辛い口コミが多いけど、個人的には悪いお話ではないと思いました。誰にでも起こりうる事だし…。

  • 2019-09-01
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    「理想と現実は違う」をしっかり描いて有る本。憧れだけでは子供は育てられない、産めない、楽しい事ばかりでは無い、責任を持つ事を描いてる本。これに金銭面問題が加味されれば更に責任問題を考えさせられるのでは(主人公は旦那に任せきりで、その辺りも全く解ってないので)。ただ、女性の身体的に適齢期が有るからある程度は、精神的に幼くても仕方が無い。大人になれば高齢出産で難しい、、今の時代にマッチした問題です。まだ続いてるから解らないけれど、一概に【過去の病気のせい】では無いと思う。自分は胃腸の病気で一般の病院に入院しましたが、こういう冷酷な医者や看護師はとても多いです。ナースコールを押しても直ぐには来ない。病院や医者を信じきる事は出来ません。危ない。中には患者の事を考えている人も居るけれど大抵の若い看護師は、閉鎖病棟の看護師みたいな感じです。働き方改革も関係しているのか知りませんが、この話はレポなので主人公ばかりのせいでも無い。病院側の対応にも問題がかなり有ります。読んでいて色々と腹立たしいけど赤裸々に描いてあるので、病院側への問題提議にもなると思います。実際入院して不快感を覚えている人は多いはず。病院側にも問題有りです。医療関係者にも読んで欲しいです。

  • 2020-01-09
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    妊娠出産は、健康な女性でも心身にダメージを受けるのに、根拠なく大丈夫って夫に子づくり説得しちゃったり、病院退院する為に家族まで欺いたり、医療関係者を悪者の様に表現したり…精神病んでる方は自分の事しか考えていないって事が当事者目線で描かれていて怖くなります。作品に書きおろせるくらい、作者さんは今はお元気で、きっとお子さんにも向き合われているのでしょうけど、同じ境遇の方の中にはそのまま毒親化する方もいるのでしょう。身勝手にこの世に産み出されて虐げられている子供達を思うといたたまれなくなります。

  • 2024-08-27
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    精神障害2級の躁鬱病の者です。良い作品でした。レビューに序盤の看護師の対応等、医療関係者に対する文句を述べておられる方もいますが、客観的事実ではない可能性もあります。主人公の入院当初の精神状態を考えれば、周りの世界が自分を嘲笑しているように歪んで見えていてもおかしくはないです。精神状態によって大きく世界は変化しますので・・・。自分も経験があります。(それでも医師の言葉には問題がありましたが、投薬は難しいので真剣に向き合っておられたかもです)「私を返して」その気持ちになったことがあるので、作者ご自身の体験談はリアルに感じました。私は入院しなければならないような事態にはなりませんでしたが、自分を取り戻すのに12年かかりました。自分は暴れていた時期があったのでお金があれば入院したかったな・・・と思っていました。抑止帯にきちんと良い効果が出ていることなど知れてよかったです。レビューに精神疾患があったのに子供を作った、という罵倒も見かけましたが、軽度の抑鬱は精神疾患のうちに入らないようなレベルです・・・抗不安薬1錠?ですし正直このぐらいの状態には全人類誰でも簡単になります。ならなかった人は普通なのではなく幸福だと思ってください。自分の知人の精神障害者は投薬中に妊娠が判明し、判明した途端に殆どの精神疾患が治りました。医者もびっくりで、このように主人公とは完全逆パターンも存在するので、本人が望む妊娠であったなら侮辱しないであげて下さい。ご家族に恵まれていた指摘も多く見かけました。幸いだったなと思いますが、逆にこれほど家族愛に恵まれていても、人はここまで壊れて狂うのですよね。主人公のように壊れたりこの旦那さんのように家族を支えないといけないかもしれない事態は誰の身にも起こりえます。正常性バイアイスによって他人事に感じるでしょうが、世界が壊れるのってあっという間ですよ。転がる坂のように止められないです。現在この作者さんがこうして漫画を描いて発表出来るほど回復されたことを嬉しく思い、また励まされました。描いて下さってありがとうございました。

  • 2019-12-23
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    まだ途中ですが、この話を読んで、筆者の方にお疲れ様でした、辛かったですね、と声を掛けたくなりました。医療関係者から見ると、この主人公の行動は入院患者さんで思い当たるものばかりです。医療者に心無い対応をされて傷付いた描写もあり、投薬や疾患によるせん妄も中にはあったかと思いますが、傷付いたことは事実でしょう。 この作品に対して様々な批判が多々あるようですが、本人ではどうしようもない事が起きてしまうのが病気というものです。妊娠には予想もつかない事が多々起こります。こうした精神の病気が「甘えではない、どうしようもないこと」があるのだと、1人でも多くの人に考えて欲しいと思います。

  • 2019-09-07
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    過去の病気の薬は主治医の指示でやめたのか、勝手にやめたのか描かれていないのが気になります。鬱の知人はきちんと主治医と相談の上で無事に妊娠出産をしました。勝手に薬をやめてたとしたら自業自得な気がします

  • ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    生まれてきた子供と旦那さんが可哀想でした。私も出産後マタニティブルーありましたが、ここまでひどい親はほんとにいるんですね。

  • 2021-09-02
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    私は精神疾患あり抗うつ剤現在も服用中、結婚・妊娠経験無しです。 レビューを読んでいてあまりにも主人公への批判が多くて驚きました。物凄く失礼ですが書かれた方々はそういった精神的な事の経験が今までなかったのかなと思うほどです。 “妊娠したらじゃないじゃん最初っから薬飲んでるじゃん”と言いますが、一番最初に旦那さんに子供の相談をした時は既に断薬して一年経っていると言っていますよね?かかりつけ医に相談もしてると思います。そもそもサブタイトルに『産褥期精神病』とあります。ここ読んでないのでしょうか?不安定になってなんでもないものが怖く見えたり、妊娠したことがきっかけで不安定になってしまったと考えれば、子供が原因じゃないかと頭をよぎってしまってどうしても純粋に愛しく思えなくなっても変ではないと思います。 それにそこまで主人公は幼稚でしょうか?結婚前のエピソードがないのでよく分からないですが…。ただ旦那さんやご両親が見捨てず傍に付いてくれているのはとても恵まれている事だと思います。すぐ両親義両親に会える距離であったり、一人っ子だから余計そう見えてしまうのかな?閉鎖病棟は私は経験ありませんが、色んな読み物を見てると閉鎖病棟では一人一人ひとつひとつに親身に対応してたらキリがないから、多少素っ気なくもなると思いますよ。 それが患者が絶望してしまうことでも。ただひとつ描写で思ったのは、2巻で閉鎖病棟の説明の時に『陽の光が差し込むことは無い』って言ってたのに、なんで4巻で『外が明るい』ってか書かれてるんだろう…