レビュー一覧

切ないです。罪を犯したけれど、少女と出会い、心を取り戻していきます。この先、二人はどうなったのか、幸せになりますように、と想像させられるお話でした。

傷つけられた顔や体を獣の皮で覆った少年。国に伝わる愛の歌を踊る神子の少女。作者は全てのことを語らず、雪を花にかえた愛の物語だけで話をすすめる。雪が花に変わるように少年の心に少女の愛は届いていくが、咲いた花は二人の愛の花ではないかもしれない。大地に張り付いたような雪がひとひらの雪に変わった。でも、雪は花にはならなかった。少年のぎりぎりの純粋な心を愛という名のものに変えて少女にぶつけなかった。とてもとても少年の孤独さと人請う人間らしさが際立つ。少年の歩いて行った雪深い森の奥の意味を考えるとやるせない。

亡鬼桜奇譚に収録されてた話のような悲しい話です彼らの思いを想像すると切なくなりますですが斎藤けんらしくて私は好きです

悲しいお話でした。唯一の慰めはヒロインを助けたヒーローがずっと毛皮を被って顔を隠しているところかな。どう考えても、二人が再会することはない悲しいラストシーンです。この作者さんはハッピーエンドはあまり好きじゃないのでしょうか。切ないお話だからこそ、ハッピーエンドが見たかったです。

未収録ってどう言う事？短編集にも収録されてない駄作なの？と不思議に思いながら表紙を眺め、サンプルを読み始めました。サンプルの後が気になり即購入しました。駄作どころか…涙が自然に流れていました。哀しく切ないお話でした。リリとガルズがいつか、また出会えたら良いな、幸せになってほしい。人の群衆心理を考えずにはいられない作品でした。

国語の教科書に載りそうな、ちょっと考えさせられる、暗めのお話でした。ガルズは最後、幸せだけど悲しい気持ちのまま死んでいったのかなーなんて思いました。

切なさの残る作品です。これで終わりかと思うととても残念ですが、そういう効果を生み出している作者の力量の深さを感じます。

亡鬼桜…の話もかなり切なかったですが、こちらもかなり切ないです。二人が再会をして幸せになる続編があれば見てみたいです。

悲しいお話でした。ガルズかわいそう！顔見たかった。

キャラクター全員が幸せを願ってるのにままならない世の中。切ない、泣ける。特に形見のチョーカーを売ってまでプレゼントを買ったのに自分がやってる事が間違ってる！と品物自体を壊してしまうところ。不器用さが愛しい。そして切ない。