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レビュー一覧

小説・実用書『灰の月【イラスト入り】』

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総合評価
5点
4.4
(28)
5点 5 19
4点 4 2
3点 3 6
2点 2 1
1点 1 0

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2021-09-25
評価点
5
りりぃさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
前作の「月に笑う」は間違いなくBLでしたが、これはBLの域を超えてます。番外編以外の本編では前作の2人は出てきません。暴力、ヤクザ、アングラな雰囲気でも大丈夫なら間違いなく小説として超大作。深く心を抉られる。セックス描写は多々あるがどれもラブ度は低い。最初からツラくて途中もここがツラさの山場か?もうこんなにツライのはないだろうと思って読み進めるともっとツライ場面が出てくる。1割の変態で雌な所が嫌で、それを差し引いても惣一を尊敬して認めていた嘉藤、だけどいろいろ失ってほぼそれしか残らなくなってもずっと側にいる。壮大な片思いと、恋よりももっと深い、愛のお話ですね。だけど、最後らへんの惣一は本当に可哀想だったので結婚式から変装して逃げてきた辺りでおしまいにしてくれたら良かったのに、と何度も思ったことか。
2019-08-22
評価点
5
minmin311さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
なんか凄いもの読んでしまいました。全く理解できないのに、読むのをやめられませんでした。多分、カトウが、私の平凡な感覚とかの物語のアンモラルな部分を繋ぎ止めてくれていたのかな、と思いました。逃亡後がまた読みたいです?
2019-07-06
評価点
5
あごさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
正直最近少々の物足りなさを感じていたので、久しぶりの大ヒットだった。たぶん最近の他の作品より性的シーンも多いし、キツいシーンも多い。でも惣一を抗い切れない嘉藤の心を一緒に追っていくのが楽しくて仕方がなかった。今までの木原作品に抱いていた乾燥してキリキリする印象が今回はない。もしかしたらその変化のせいで、読み手自身が追い込まれ過ぎず読めるようになったのかもとも思った。今回はたまに出てくるヒステリックなご都合的な悪役がいなかったのもスッキリ読めた理由かも。(基本悪人だらけとは言っているけれど)脇役たちも魅力的。ずっと嘉藤を慕っていたのにあまり語られず死んでしまう吉野や、あれだけ近くにいても最後まで付き添うことは許されないハチたちが悲しい。
2019-06-15
評価点
5
きまさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
木原節はなおも健在です。※木原さんの作品をまだ読んだことがない方は相応の覚悟をもって読むことを推奨します※「月に笑う」のスピンオフで、本橋組組長の息子で経済ヤクザの惣一とその部下の嘉藤のお話。初っ端から救いがなくてどう着地するんだこの二人って思ってましたが、結末には思わず泣いてしまいました。いや、まあいろいろ酷いんですけどね、木原さん自身が「我ながらえぐいわ」とあとがきで言わしめるほどの展開ですから。上巻に「月に笑う」の番外編も収録されててその後の二人にほんわかしました。いや〜ほんとに木原さんの作品大好きです。
2024-03-11
評価点
3
グミさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
木原音瀬さん作品大好きです。大好きですが……。正直、今作は微妙だと感じてしまいました。まず、テンポが良くない。木原さん作品はメチャクチャな設定でもぐいぐい読ませるパワーが魅力だと個人的に思っています。しかし、商業用に書き下ろされたわけではないからでしょうか、今作は展開が緩慢で些か眠くなりました。ボーイズラブの「ラブ」の部分がしょっぱいのはいつものこととして、それならシリアスなアングラ世界の描写にもっと深みが欲しかった。駆け引きやキャラクターのニュアンスについて、文章が長い割にチープに感じてしまいました。「よくあるBLのヤクザもの」のヤクザパートを引き延ばした感じ。また、BL部分も……。かけらも恋愛感情がない状態を生々しく酷薄に描ききった後、愛や、何か新しい感情が芽生えてぐんと物語がひっくり返る。それが木原さん作品で私が感じてきたカタルシスです。当作にもそれっぽい描写はありますが、感情の正体や説得力がいまいち曖昧で、しかも曖昧なまま物語がダラダラ続く感じにモヤモヤしました。ラストも消化不良な感覚がして、マルチエンディング的に広がったのは着地点に迷ったからなのかな、などと感じてしまいました。よく残酷な描写が出てくる木原さん作品の中でもトップクラスの胸糞悪い展開でしたが、それにしても、とってつけたような気がしていまいち物語に入り込めなかったです。拳銃で脅されて失禁、白痴要素など、手癖なのかな?みたいな、木原さん作品によくあるモチーフを切り貼りしている感じがして……。なんというか、全体的にぼやけた感じでがっかりしてしまいました。すみません。木原さん作品を他に読んだことのない方には、他の作品もぜひ試していただきたいです。ひどいのが平気な方は「fragile」、もっと愛のある感じなら「美しいこと」「秘密」、ヒューマンドラマ系なら「箱の中」とか……。
2022-08-15
評価点
5
aaaaaさん
Renta!で購入済み
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えぐいですね…痛いです。読むのがしんどいかもしれません。凄いもの読んでしまいました。大ヒットでした。感情を揺さぶられたい人におすすめです。耐性がない人は作者さんの緩めの他作品を見てから入った方が良いかも知れません。
2022-01-22
評価点
2
匿名さん
Renta!で購入済み
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痛々しい話でした。痛々しすぎて、読んでいて辛くなりました。
2021-12-20
評価点
5
kitijojiさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
すごく出来のいい映画を観たような感覚です。私はダークなストーリーが大好きで、普通のダークものでは物足りないレベルなのですが、これは読んでいて何度も「マジかよ、、」ってなるぐらい残酷でした笑(褒めてます) さすが木原先生、脱帽です!
2021-09-16
評価点
3
corgieさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
先にレビューされている方のをあれこれ読んで、サンプルを読んでみた後で地雷かもと思いつつ下巻だけ借りました。…任侠物ですね。なんか昔の極道というより任侠映画を彷彿させました。救いがないんですが、下巻は終始攻めの視点で、別の感情はあっても、そこには恋愛感情が無いのがわかるのでそんなに痛々しくなっていませんでした。
2021-05-24
評価点
3
きゅさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
紙書籍で購入。『月に笑う』のスピンオフ。木原音瀬(このはらなりせ)さんの作品は、上級者向けが多いかもしれません。BLを読もうと思っただけで読むと、読むのがしんどいかもしれません。この話は私はラストの、受けを攻めが連れて逃げたあたりの文面がよかったです。私は暴力的な部分が苦手なので、☆3で…。