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紙書籍で購入。タイトルもあらすじも内容と違う…。ロイセン王国の辺境伯の娘ソフィアには、リアムという忠実な騎士がいた。幼き日にソフィアが命を張って助けた少年だ。その二人の絆は深い。隣国カダールの王太子ニールに婚約を申し込まれたソフィア。ニールのことは怖いがリアムの側は心地いい。カダールでは度々嫌がらせにあうソフィア。やがてニールがリアムの正体に気付いたことから？婚約解消。ロイセン王国の真の王太子とは…。半ページほどしかでてこなかった、ノエル王太子が可愛かったです。

命を救われた王子が、騎士となってヒロインを守り、愛するようになります。ヒロインは王子の身分を知らず隣国の王子の求婚を受けかけたりしますが、自分の本当の気持ちに気づき、最後はハッピーエンドです。ヒーローが王子とわかってからもヒロインに対して敬語なのがいい感じでした。

ヒーローのヒロインへの一途な愛情と忠誠心がツボでした。エッチシーンはほとんどないに等しいので、そこは期待せず2人の主従関係からの発展を楽しみましょう。ニールは思ったよりも人格者？で良かったです。ラストはもう少し2人のラブラブした感じが読みたかったかな。

ニール王子の潔さに感服。一国の王太子引き際を心得てる。それにしても、ようやく結ばれたというのに、最後にソフィアに恥をかかせて、リアムのバカヤロー。

元婚約者の王太子はできた人でした。ヒロインの心がヒロインの騎士にあること、そして彼こそがその国の失われた王太子であることを見抜いた元婚約者はヒロインに恋していたのに、婚約破棄を言い渡します。元婚約者の王太子こそ、幸せになってほしいです。ヒーローとヒロインの愛は理想的で、女なら誰でもあんな風に愛されたいと思いました。