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もちろんストーリーは2人の恋の顛末なんですが、群像劇のように周囲の人物像もしっかり立ち上がっていて、主人公たちだけでなく、弓削やリンや従業員の女の子達も、みんなどこか不器用な自分なりの筋を持った愛すべき人たちでした。文章良し、会話のテンポ良し、読後感良しの作品です。
著者の未読の中から、タイトルのインパクトに惹かれて選んだのですが大満足でした。今回も主人公たちは過去を抱えてひっそりと生きていましたが、どこにでもいる普通の人が主人公なのが新鮮でした。主人公を取り巻く人たちの人物描写や語る言葉にも力と深みがあって、物語に厚みを与えていると思いました。追っかける受けさん(ツンなので決して追っかけているそぶりは見せません・・)、追っかけられる攻めさん(昔持っていたキバを折って勝手に静かに生きると決めている・・)のやりとりもだんだんにLOVE度が上がっていきます。自分の心臓なのに、好きな人の傍らにあるような気がするほど思っている・・とタイトルを意味づけしてみました。切なさがたくさんつまっているのに、最後はほっこり幸せを感じる良いお話でした。
初恋拗らせたような攻めが大好きな受けの恋が実って本当に良かったと思いました。攻めもとても魅力的な男で過去の呪縛から解き放たれた様子に安堵しました。繊細で優しい話でした。
文章は好きなんだけど、設定とか何となくチグハグに感じてしまって。
再会物。中学校の先輩後輩。受けの晴人にとっては忘れられない人で、攻めの英雄は覚えていない。そこから丁寧にお互い必要な関係になっていくのが良かった。晴人がツンツンしている割に、本来の警察官業務外の相談事(表紙の子どもに泣きつかれた『猫を探しています』、おばあちゃんに頼まれた電灯の取替え等…)を、自分の非番の日に請け負っている姿にキュンとしました。ツンの中の優しさに萌えます。
よかったです。みんな抱えてるものがあって、それぞれに足りないところがあって、それでも生きていかなきゃっていう不変のことがクサくなりすぎない優しい視線で描かれてました。英雄は過去が少し救われて、晴人は青春時代に強烈に惹かれた相手への思いが報われていたせいか読後、自分も何だか少しスッキリした気分です。
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もちろんストーリーは2人の恋の顛末なんですが、群像劇のように周囲の人物像もしっかり立ち上がっていて、主人公たちだけでなく、弓削やリンや従業員の女の子達も、みんなどこか不器用な自分なりの筋を持った愛すべき人たちでした。文章良し、会話のテンポ良し、読後感良しの作品です。