レビュー一覧

久しぶりに、曽祢さんの作品を読みました。主人公のダニエルは、自分が何者であるかが、わかるから苦しんでるいるのかなと思います。ありがとうございました。

陰気臭い雰囲気を漂わせながらも美しく儚い悲しさも感じさせる名作です。少女マンガとしてはかなり大人びた内容かな。

幼いダニエルが可哀想で、でも可愛くて萌えながらも切なかった。兄のアーサーも優しいと思うけど、弟のこと若干怖がってて余計ダニエルの孤独感が伝わってきた。みんなダニエルのこと怖がりすぎじゃない？って思うのは、漫画として読んでるからなのかな。だって事故に遭うとか分かって忠告してくれるなんてめちゃくちゃ有能だと思うけど…同じ予知ネタでも宮脇明子さんの「砂の方船」は怖いなと思ったけど…。後日譚もあって、そちらは一応明るい未来に向けて、という終わり方で希望がもてるけど、こっちだけ読んだらダニエルが可哀想すぎて辛かった。ワンコですら一緒にいられないなんて…ペットも友達も恋人もなく唯一兄と電話で話すくらいなんて…( ﾉД`)　ダニエルの幸せな生活とかも見たかった(違う漫画になっちゃうけど）。

主人公がひたすら可哀想でした。あまり後味は良くないかも。

好きな作者さんです。独特の穏やかなストーリーがホラー感を感じさせない。ダニエルのお兄さんの心優しさがグッときますね。

曽祢先生が懐かしすぎて、読んでみました。さすがにストーリーは上手ですが、悲しいシーンは多いです。ワンコの話とかは後味悪すぎ。

確か大昔に読んだような記憶がうっすら。その時はあまり何も思わなかったが、今読むと確かに救いがないな…。曽根さんの心残り、わかるような気がします。でも今も昔も、異形に生まれた切なさを描かせたら流石の筆の冴えだこと！！

作者買いです。怖いというより哀しいお話でした。２話目は犬好きの私にとって、残念な結果でした。あんな男こそさっさと死んで、わんこはダニエルに飼われて長く幸せに暮らしてから、女の子と天国で再会してほしかったです。まあそんな話になったら余韻もなくなっちゃいますけど。

私にとってはちょっと懐かしい感じの作品で読んでて普通に楽しめました。内容的に暗すぎず、でもちゃんとしっかりストーリーがあって　おもしろかった。

古いお話しでしたが違和感無く読めました。　是非2巻目も読んでみます