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レビュー一覧

猿喰山疑獄事件

5点 4.6 153件
  • 4点 5
    101
  • 4点 4
    18
  • 4点 3
    10
  • 4点 2
    1
  • 4点 1
    2
  • 未購入レビューは星の評価(★)の対象外となります。
  • 2013-06-01
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    BLに似つかわしくないタイトルと癖のある絵柄で敬遠していたのですが、高い評価が続くレビューを信じて購入… う〜ん、やられました!何故もっと早く読まなかったのか…この作家さん(現在はARUKUさん)素晴らしいストーリーテラーですね。最初は違和感を覚えていた絵(表情や体つき、デッサンなど決して上手で美しい絵では無いです。Hシーンもどこかぎこちなく萌えるシーンはありません。でもこれらが気にならなくなるどころか、味が出てきます)も気にならなくなり、最後の3ページでは不覚にも涙が… 大金持ちの実業家と暗い過去を背負った詐欺師の作り出す「喪失と再生」の物語にBLを超えた感銘を受けました。2回、3回と読んでみると全体を通して実に様々なキーワードが散りばめられているのにも感心します。薔薇、小鳥(王と小鳥)とアヒル(「さるはいないけど、アヒルはいるぞ」)人生の鞄(あの世に持っていく鞄はいっぱいだという老人と、荷物は少ないほうがいいという詐欺師)…全部読み終えた後、表紙や扉絵を見るとまた違った感慨があります。(血の付いた包帯、お金、チョコレート、剪定バサミ…さらに色々なツールが! 笑)とにかくタイトルとサンプルで躊躇している方々、エロよりも人間ドラマを求める方々、是非ご一読を…! ちなみにこの後、アルクさんの商業デビュー作「ビターXスイート」も読みましたが、この作品に出てくる検事さんの弟さん登場。こちらも良い作品でした。

  • 2013-04-28
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    何だか、BL 枠におさめておくのは勿体ない作品。絵柄は好きずきあると思いますが、私は完璧じゃなくて良かったと思います。この内容で絵柄も完璧すぎると、逆に取っつき難かったと思います。後からじわじわくる感じが何とも言えずいい…おもいっきりハッピーエンドが好きな方は物足りないかもしれないですが、あれはあれで、当人たちにはハッピーエンドだったように思います。

  • ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    3年前から「絶対読まない!」って決めてた作家さんが、この方。レビュー高評価で検索したら出てくるの。下手よね?表紙だけ見たらキショいし怖!で、なにより寄り目が大の苦手で(その次に顎無し)ルックスだけなら「大失敗だろ」的な作家様だと思って倦厭してました。が、3年も商業誌読んでりゃ、そのうち読むもん尽きてくるのよねーで、手を出して一言…「ご免なさい、私が間違ってました超絶凄いです純情です大の男に可憐なんっつってほんとマジごめんね何これ?くっそ!純愛だよ純愛!お民さん(注 野菊の墓)も裸足で逃げ出し這いつくばって甘かったって謝り倒すわ!」てくらい、愛の純度高でした!!恋しい相手に「自分の全てを投げ出し」ってのはよく見るけど「自分の未練を叩き潰す」ってのは、なかなか無いわ−。みなさんのおっしゃるとおり、最後の纏めかたが意表を突くうひょ〜!という展開です。ほんと、今でも寄り目は苦手なんですけどね、アルクさんだけは別枠ですわ。

  • ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    【タバレ感有】最初は格差ラブロマンスかい、ん?と頬杖ついて見ていたのですが、だんだん背筋ピーン。軽い気持ちで読み始めた為、衝撃が大きかったです。コメントも多いので、絵柄やら内容には強く触れませんが、良ければ、私の若干暑苦しいレビューをご覧ください。個人的にどツボな作品でした。ある意味、因果応報なお話でしょうか。それだけの話で読んだら、悪者が報いを受けて…とスカッとするのですが、これに関してはそうもいかない。私まで庭師に魅了されちゃったかもしれません。ラストはジワッとくると思います。結構私も泣いてしまう性質ですが、本作は泣くを通り越して、「おぇっ」とえづいた位、胸に来ました。気を取り直して、再び最初から読み返そうとした時、冒頭のカラー扉絵で今度こそ本当に涙腺崩壊。いつの設定かは分かりませんが、庭師の顔にゆらめく包帯が、私の涙腺をくすぐって仕方ありませんでした。希望と作者の優しさを感じました。ラストで「おぇっ」となったら、カラー扉絵を見ては希望をはせています。……最後の姿を見る限り、元に戻るのは絶望的な感じですが、そうだと思いたい。あの扉絵の彼らが、例え夢の中の2人であっても。

  • 2014-01-08
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    レビューを読んだ上で覚悟を決めて読み始めた為、思っていたより救われた・・・と思った。そして、ラストの数ページで、背中からどん底に突き落とされた。あまりにも衝撃が強すぎる。酷い!と正直感じた。・・・ですが、物語全体を思い返すと、この結末以上に相応しいラストってないんですよね。むしろ、あのラストを描くために、作家さんはこの作品を描いたんじゃないかと思えるほど・・・。BL=「美しい」、もしくは甘いハッピーエンドと定義する人には、受け付けない作品だと思う。そして、所謂、BL的エンターテイメントの枠を飛び超える覚悟を持って、読み応えのある作品を求める人には、充分に応えてくれる良作。ラストは本当に衝撃的だけれど、純粋な愛があるから救われる。(それは紛れもなくBL的な愛)全体を通して、内容は非常に濃い。考え抜かれている展開。絵は微妙だけれど、数ページで気にならなくなる。それほど面白くて引きこまれるストーリー。登場人物も魅力的。ただし、寝る前に読んでしまったことには後悔・・・お気楽そうな作品を、もう一本借りて、ショックを抑える羽目になりましたw

  • ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    久々に会えたアルクさんの作品。やっぱりこの人はモンスターだと思いました。10年以上前に読んだ投稿作品でも異才を放ってましたが、根底には暗いものを隠し持ってる怖さがありました。今回はその顔をかなり見せてます。綺麗なだけでは終わりませんが、孤独とその先の救済が切なく描かれてます。じっくりと時間をかけて書き込んで行くタイプだと思うので、これからも熟成させた良い作品を待ってます。

  • 2014-04-11
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    泣けるBL特集でこの作品と出会いましたが、正直、タイトルや事前情報からは泣けるようなシナリオがちっとも想像できませんでした。他の方のレビュー評価を見ても謎は深まるばかり…。ですが、あからさまなBL乗りではなく、心に響くドラマが読みたかったのでチケ投資。そして、ラスト5ページからENDまで……やられました。なんという読後感。この数ページの為だけに読んで欲しいと思えるくらい。優れた詐欺師の条件は笑顔であると、そして作中では終始何かと庭師(受け)の魅力的な美貌について触れています。この辺はBLに良くある言わばお約束、と思っていたのに…。…私は最後の姿を見たとき、こうまでなったからこそ、二人は真に結ばれることができたのだと、そう思っています。多少のショッキングに耐えられ、胸を抉られるような、ゴリゴリに深い人間劇をご覧になりたい方にはぜひオススメ致します。誤解の無いように申し上げますが、これは紛れもない「純愛」の物語です。

  • 2012-02-11
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    大げさなストーリー。今では余程力量のある作家しか描かないけど、昔の少女漫画ではよくあったなぁ・・・作者はそこまでの力はないので突っ込みどころ満載ですが、漫画はイキオイ!伝えたいとこ以外は多少無茶があったっていいじゃないか。という訳で私は好きです、この話。(つっこみ所を無くしていくとストーリ自体はつまらなくなるし)あと心理描写がわりとあっさり目で読者に想像の余地を残してくれているのもいいです。くどい心理描写を無くしたおかげで200ページの中にこの話が収まっているんですね。

  • 2013-11-03
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    人を信じたかったのは鷺坂だったんじゃないのかな…そう思った時、最後のシーンで温かな涙が溢れました。わたしには最高のハッピーエンドに見えたのです。 ずっと絵が気になって敬遠していたのですが、読んで良かった。この感動はうまく伝えられません、ぜひ読んでみて下さい!

  • 2014-05-12
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    作家買いです(※遙々アルクからARUKUに改名されてます)。最初に言っておきますが、私これ読んで泣きました。BL読んで泣くとかありえないと思われる方も居らっしゃると思いますが、ARUKUさんの創るお話はいつの間にか心をがしっと捕まれズルズルとARUKUワールドに引きずり込まれしまうんです。そして最後にさめざめと泣くみたいな・・・。この「猿喰山疑獄事件」を読んでる途中、心が揺さぶられ落ち着かない。読みながらそわそわしてしまう。続きが気になるのに読むのを躊躇してしまう事が何度もありました。こんなことを繰り返しながらやっと完読。そして、もう素晴らしいの一言。他のレビュアーさんも書かれてる通り結末の解釈は分かれると思いますが、私はハッピーエンドだと思います!勿論、ARUKUさんの描かれる絵に違和感を覚える、感性的に受け付けない、ただ単に好みじゃないと言う方も居らっしゃるのは十二分に理解出来ます。でも、絵が好きじゃないという理由だけで食わず嫌いならぬ"読まず嫌い"をするにはあまりに惜しい作品なんです。絵の技量が低い事や身体や表情の描き方が不自然なのはもうARUKUさんの持ち味なんです。誰にも真似出来ない独特の世界観を創り出しているARUKUさんのお話だからこそ、逆にこの拙いARUKUさんの絵がとても映えてくるのです。それに、最初は気になっても話を読み進める内に不思議と気にならなくなります。これはこの作品を読んだ人にしか味わえない感情・感想なので、私は読まず嫌いしてる方にこそオススメしたい1作です。是非ガツーンとやられちゃって下さい(笑)。