レビュー一覧

落ちてる時はしんどいと思うので比較的自分の状態がよいときに読んだほうがよいと思います。一部慶応の方の親が毒親に思えなかったと何名か書かれてますが、他人にメスを投げる母親とかフツーに怖いでしょ。とまぁこんな風に、毒親に育てられた人にさえも「この人はマシ」「こんなの毒親じゃない」とジャッジされうると考えると、まともな環境で育った人にはなおさら理解されることはないと考えると毒親問題は根が深いなと思います。それぞれの人にそれぞれの人が抱える辛さがあるのだと思うので、いわゆるまともな環境の人だって思うところはあるかもしれない。自分もこの本に出てくるよりは少しマシな環境で育ちましたが、それでも回復には親から離れて長い時間がかかりましたし、傷は一生抱えていくんだろうなぁと思います。でも、他人の辛さも自分の辛さも否定せず、親から離れるのか、許すのか、自分にあったやり方で、ゆるゆると回復できる道を探っていくしかないのかなと思います。

私も毒親育ちなので、共感しながら読みました。１つだけ、二村ヒトシさんのケースは毒親でもなんでもない気がします。女手一つで何不自由なく育ててくれて、なおかつ子どもをいつも応援して進路など好きに選ばせてくれたわけですよね。なんだか甘やかされてワガママに育ってしまっただけのように感じます。毒親家庭で育ちながら、温かい家庭を築こうとする最後のケースは特に共感しました。アルコール依存などはどう乗り越えたのか、乗り越えていないのか、あまり描かれていなかったので気になったのですが・・・。妻がアルコール依存の毒親育ち、夫は派遣社員で収入も不安定と、夫婦関係は大丈夫なのかと心配になってしまう環境。いくら子どもを大事にしたいという思いがあっても、夫婦関係がうまくいかないと子どもには良くないですよね。毒親育ちだけど、夫婦関係良好で、子どもも健やかに育っていますというケースがあれば、見てみたかったです。

泣いてしまった。親のことは得意ではない。みんな家族という当たり前の世界からなかなか抜けれない。いまの自分もそう。自立って本当に難しい

アルコール〜の作者さんだと知って読んでみたのですが、圧巻でした…一人一人のエピソードが濃く、休憩を入れながら読まないと混乱してしまいます。自分もそうだった、自分は違った、の気づきを得られました。

私の親も毒親に分類されるので 作者さんの気持ちが少しわかります 普通の家だと思っていたら実はとんでもない家だと気づいた時の衝撃はすごかった

育児書によく子供に自己肯定感を持たせるのは何より大切と書いてあるが、今回このマンガを読んで意味がよくわかった。親だって人間。完璧ではない。でも自分の子供には、たくさん興味と愛情を注ぎたいと改めて思った。ただ一点、女医さんは毒親ではないと思う。女手一つで仕事し子供を育てるのは相当ご苦労されたと思うし、母親としての葛藤も伺える。親の苦労も妻の苦労も考えず、本人がただ甘えてるだけだと思った。

米沢りかさんの項目が気になって購入しました。ご自身のエッセイマンガや体験マンガには描かれてなかったことばかりで驚いた……。そして最初は普通のご家庭で育ったように思われた編集者さんのご家族の問題がだんだん明かされていったのが「うわー……」でした。

「毒親」について様々な視点からスポットを当てていたので、それぞれのケースがとてもわかりやすく読み進めることができた。他と比較出来ない中で今日も苦しい思いをしている子どもがいるかもしれないと思うと苦しくなる。

毒親にも色んなパターンがあって、DVやネグレクトは解りやすいが、罪悪感を植え付けられたり過干渉だったりだと、周囲にも理解してもらえず逃げ場がない。一番子どもにとって駄目なのは未来への希望を失ってしまうことだろう。問題提起としては良い内容だと思うがサバイバルについて具体的な例がもっとあればさらに良かった

二村ヒトシさんのケースも毒親と言われてしまうと、親の側もむくわれないような・・・