レビュー一覧

松川祐里子先生がコミック化した『大富豪と愛を宿したメイド 』の続編で、今作の続編にあたるのが桜屋響先生がコミック化した『摩天楼のスペイン公爵』です。ただコミック版では『摩天楼のスペイン公爵』のヒロイン、ベルは今作ヒロインのウェイトレス仲間として出ていますが、他のキャラは出番がカットされています。話なんですが、ヒーローも特に前半のヒロインへの態度が酷かったけど、それ以上にヒロインがどこまでも被害者面して悪いことを全部他人のせいにする思考にカチンときました。ヒロインが最終的にヒーローに復讐を止めさせる展開は前作『大富豪と愛を宿したメイド 』と一緒なんですが、前作ヒロインはヒーローを愛しているから復讐を止めようとしたのに対し、今作ヒロインはヒーローの復讐対象になっている自分の父親が好きだから止めようとしているので印象が全然違います。要は前作ヒロインと違ってヒーローのことを思い遣っていないんだよなあ。今作ヒロインのレティはミック版『摩天楼のスペイン公爵』では最後のビンタシーンがレヴューを読む限り好評でしたが、主人公を務めている今作では感じの悪さばかりが目立って嫌でした。

身内が父親だけだから心配するのはわかるけど何かあると父さん父さんってファザコン？死期が近いからって自分で別れさせた男にメールや会ったりして父親もうざいし、ヒロインは話聞かない頑固もの。

最低最悪な父親でしたね～！ ヒロインはお人好しすぎる！！ 父親にひどい仕打ちされお金のために昔別れたヒーローに勝手に連絡され父親のせいで社交界でも辛い思いしたのに(>_<)何故そこまで父親を庇うのか私には謎ですね！ せっかくヒーローと幸せになれるとこまできたのに…また父親絡みでヒーローとギクシャクですか？ 個人的に思うのはこのヒロインは馬鹿なんだと思います。 ストーリーはまぁまぁですかね(ーー;)とにかくヒロインの父親に最後までイライラしました！

父親愛が半端ないんだろうけど，ここまでくるとおかしくない？という感じ。

絵は読み易いですが、ヒロインがちょっと苦手タイプ。父の負債額は最低6000億円以上！ヒーローが払うわけですが、その割にヒロインは有難いと感じていないように思えてしまう。買われたという意識のせいでしょうか。お父さん大事はすご～くわかりましたがちょっと私には消化不良になってしまいました。

駄目だった。私にはあわなかった。どうしても親父が許せない。

おかしな父親に目が点になります。娘の純潔を十万ドルで売るわ、妊娠を知らせて金の無心をするわ、そのくせ娘に幸せになって欲しいからだとか何とか。また、娘もおかしくて、そんな父親のひどさに気づきもせず、好きにさせている。自分の父親の詐欺と借金のために相当の金額を払い、更には失った邸宅まで買い戻してくれた夫への感謝は忘れて、お父さん、お父さん…。恨めとは思いませんが、なんとも阿呆な娘、お粗末な話です。

ヒロイン父、娘の幸せをと言っている割に娘のバージンを10万ドルで売る親って・・・自分の事しか考えていないよね。ヒロイン、ヒーローをひどい振り方をしていて謝ったらすぐに許してくれると思っているなんて甘すぎます。父親の負債をヒーローに払わせ、その原因となった父親と会わせないとグチグチと。普通に考えたら自分の好きな人間の近くに犯罪者（ヒロイン父）がいるのは止めたいと思うのは当然ですよね。ヒーローはヒロインのどこが良かったのでしょうか？ヒロインに共感できませんでした。

何でこんなにヒロインは父親を大事にするのでしょうか？こんなに酷い目に合わされても父親を第一に考える、親離れできないヒロインに薄ら寒いものを覚えます。子供の未来よりもヒーローよりもヒロインは父親が大事です。ヒーローは酷い男ではありますが、ヒロインが妊娠してからは彼女と子供を大切に考えています。ヒーローの立場なら自分を酷い目に合わせたヒロイン父を憎んでも仕方が無いです。それを、自分と同じように父親を大事にしてくれないからと、ヒーローを切り捨てるヒロインには心底驚きました。怖いです。父親が亡くならなかったらきっと子供を犠牲にしてでも父親に尽くしたのでしょうね。

作者買いです。が、主人公がちょっとアホ過ぎますね。理由はあるかも知れませんが、登場人物みんなが勝手で自己中な感じで嫌です。好きになれませんでした。