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彼らはなぜ、こんな幼稚で馬鹿げた思想に走ったのか。この一連の作品は、彼らが未熟で純粋でもあるが故に、何かに染まったらこのようになってしまうという人間の姿を、教訓として見せてくれている。宗教でも国家でも思想でも、他人に判断を委ねるのではなく、自分で考え、自分で感じ、違うことには違うとはっきりいうことができ、また、考え方の違う人を否定するのではなく、他人から学び、他人を認め、ときには他人を許すという、人として大切なものが欠落していったとき、レベルの違いや実行にまで移す部分違うにしても、大なり小なり彼らのような人間になってしまうという、良心と正反対を向いた人間の持つ恐ろしさを感じさせてくれた素晴らしい作品だと思う。作者は細かいところまで調べ尽くし、ただ事実のみを描いているので、当時の実際を知る上でも、貴重な作品にもなっています。
巻末にもあるように一切の創作を排して描き切った記録作品です。当時子供だった私でも記憶している「あさま山荘事件」その後に発覚する「連合赤軍リンチ殺人事件」これを起こした本人たちの側から描いていてもやはり彼らが目指した「理想」も「革命」も「総括」も見えて来ない。ただ「狂気」に取りつかれた人間の哀れさと下らなさだけしか見えない。「連合赤軍事件」とは何だったのか、もう一度知りたくなった。
よく昔のニュース映像で見る事件でしたがこういうことだったのかとわかりました。
最終シリーズですがラスボス的な存在が逮捕後なので気が抜けた気もします。でも最後まで読めてよかったです。
子どもの頃にテレビで観た「あさま山荘事件」の全容がリアルにわかる作品。暴力では世の中は変わらない。
自分が生まれる数年前の有名な事件、この最終章を読みたいが為に前シリーズを読んできました自分はこの事件はカップヌードルを日本中に広めた、学生のテロ事件としてしか知りませんでした前から日本赤軍とは何かと興味が有りました最終章のこの作品は1冊にその数日が濃縮していて、最後がどうなるか知ってはいたが、刻一刻と事件の終わりが近づくのが手に汗を握る感じでしたそして学生たちの立て籠もり中の裏側、警察側や報道陣の動きも知れて面白かった是非、資料として読んでおくには良い作品と思いましたそして、こんな事が起きない為にも今の政治には少しでも興味を持っておこうと思いました
過激派左翼集団連合赤軍事件のクライマックス、あさま山荘事件を描いている。最初は数十人いたメンバーがわずか5人になり、なんの関係もない民間人を人質にとって警察を銃撃戦をした果てに逮捕され幕が下りる。テロは許されない。その一方でテロによって多くの命が無為に奪われた。読んでいて感じたことは、命がなんと軽い事か。間違った人権感覚が、多くの命、人権を逆に蹂躙したことは間違いない。あらゆる危機がやすやすと海を越えることができる昨今、命を守るために、より厳しい対応をすることが求められる。この作品はそのことを教えてくれた。
息を呑む生々しい暴力描写。そしてこれが50年近い前に日本で起こっていたことと知ると余計に考えさせる一冊。
気になる事件だったので、当事者達が何を考えているのかが知りたくて借りました。自身では考えたことがないような思考でした…社会の教材として使った方がいいと思いました。
山本直樹は「かもしだ」以来好きな作家で、いろいろ読んでいました。独特の間やユーモアにはまっていました。このような重いテーマだからこそ、著者の特徴がいきていると思います。あさま山荘の中継を子供の頃に見て、その後明らかになったリンチに怖い思いをしましたが、いろいろ納得したり、また、謎を感じたりしています。
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彼らはなぜ、こんな幼稚で馬鹿げた思想に走ったのか。この一連の作品は、彼らが未熟で純粋でもあるが故に、何かに染まったらこのようになってしまうという人間の姿を、教訓として見せてくれている。宗教でも国家でも思想でも、他人に判断を委ねるのではなく、自分で考え、自分で感じ、違うことには違うとはっきりいうことができ、また、考え方の違う人を否定するのではなく、他人から学び、他人を認め、ときには他人を許すという、人として大切なものが欠落していったとき、レベルの違いや実行にまで移す部分違うにしても、大なり小なり彼らのような人間になってしまうという、良心と正反対を向いた人間の持つ恐ろしさを感じさせてくれた素晴らしい作品だと思う。作者は細かいところまで調べ尽くし、ただ事実のみを描いているので、当時の実際を知る上でも、貴重な作品にもなっています。