レビュー一覧

登場人物の表情が常に陰があると言うか暗くてあまりHQっぽい雰囲気ではなかった。ストーリーも全体的に分かりにくくて、ヒーローの子供のような嫉妬した表情だけが印象に残った。

最初から両想いのはずが、記憶喪失やら出生の秘密やらでなかなか結ばれないお話。ヒロインだけでなくヒロイン母の愛も報われて良かったです。

すごく素敵なお話でした。ヒロイン、ヒロインママ、ヒーローママ、素敵な女性がたくさん出てきて、だから、余計にヒーロー元婚約者が、恐ろしかった。何かすごく盛り上がる感じじゃないのに、じんわりと幸せな気持ちになりました

これはヒロインとヒーローの記憶喪失ロマンスというよりも、ヒロインのお母さんの物語かも知れない。長い年月、純粋にひとりの人を愛し続け、報われることを期待しない。それでもラスト近く、お母さんが涙をあふれさすシーンに感動♪

「イタリア富豪の孤独な妻」の続編とは知らずに読んでいました。ヒロインの母の愛情に胸が打たれましたね。ぜひ他の人にも読んで感動して欲しい作品でした。

この中に出てくる、赤ちゃんを取り違えた夫婦の話を読んでいたので、原作でこれを読みましたが・・・はぁ？　と思った感想だったので放置してましたが、漫画で見ると上手くまとめられていて・・・スッキリしました。満足です。

ストーリー自体はよくある感じ。ただ、とても丁寧に作られているきがします。実はお互いに好意を持っていた。だからこその一夜でした〜。なんてところがもう少し掘り下げられていたら、もっとHQらしいかな〜〜。

ヒーロー元婚約者が悪者として描かれていますが、彼女が婚約破棄の被害者だということを忘れてはいけません。主人公２人中心に話が進むのは仕方ありませんが、婚約者がいる状態でそれをヒロインも承知の上で関係をもち、ヒロインが最初から被害者面しているのには甚だ遺憾です。ヒーローにもヒロインにも何らかのペナルティが必要です。

多くの方が書いてらっしゃるように、悪い人が居ない。愛と信頼が紡ぐ静かで穏やかで心温まる物語。自分自身の努力でヒーローだけでなくその家族の信頼を得たヒロイン、そのヒロインを愛情を持って育てたご両親。ヒーローヒロイン双方の人柄とそのバックボーンに説得力があって、地に足が付いているのも良かった。元婚約者にしても、彼女の立場から見たらヒーローが不実な裏切者なのは間違いないわけで、そりゃあ意地悪くらいしたくなるというもの。ヒロインが彼女の心情を汲み取っていたのが救いでした。

派手さはないけどデッサン力抜群で安定の絵柄の作家さん。人物の描き分けがちょっとわかりにくいときもあるけど、読みやすかったです。子どもの取り違え事件が起きたことでヒーローと再会したヒロイン。私生児である自分を恥じていたけど、ヒーローは受け止めて結婚。ヒロインの異母兄が良い人だった。母親達が父親の遺言書を隠していたけれど、本当はお屋敷をヒロイン母に遺していたことを伝える。事情があって離婚できなかったのか詳細はわからないけど、本妻とはうまくいってなかったことがうかがえる。いつか愛が消えてしまうか心配だったけど、ヒロインへの愛は永遠だと気づいたヒーローが、ヒロインへ想いを伝えてハピエン。