レビュー一覧

繰り返し読んで楽しんでいます。他のハーレクインとページ数は同じでも、たっぷりと充実した作風は飽きません。文月さんは少女マンガのころから長いおつきあいですが、レディースからハーレクインへとジャンルは変われど、まったく色あせない高揚感のある表現には驚き。そしてローズのような複雑で繊細なキャラクターの魅力はさすが。クリスマスは新しい年に向かう節目でもあることを思い出すストーリーです。

社交界という舞台設定のせいか、言葉のやりとりは楽しいですがイマひとつ最後の結末に『あれ？もう終わり？』という感じがしました。この先の展開があればな、と思いました。

幸せが伝わってきました。教養やユーモアを兼ね備えたヒロイン。誤解され変な噂が広まってしまったヒロインだけど、そんな事関係ないほど魅力的。ヒーローも素敵。そんな二人に明るく楽しい未来が待っていると予感させるラストで良かったです。

とっても素敵な作品でした。大好きな文月先生はとても画力がある先生なので、安心して読めました。こんなに素敵な作品に出会えたことを、心から感謝しています。

ヒーロー、婚約破棄で女性不信になっているところに、ロンドンで噂になっているヒロインと田舎町で再会します。友人の言葉「ヒロインから誘惑されたが婚約破棄された」を鵜呑みにし、イギリスではヒロインを勝手に罵倒していたのですが、実際に話してみたらイメージとは正反対だと感じるように。ヒロイン＆ヒーロー共に惹かれていきます。しっかし、ヒロインをグレトナ・グリーンにつれて行ったアタークリフ、勝手に嘘を付いたヒーロー友人、酔っ払いスクリヴン、周りは最低な男性しかいないわ。何よりも最初のアタークリフ、お前の嘘でヒロインの人生が狂っているのに厚かましい。世間様に謝罪しろよ！あー最低。それでも誠実に真っ直ぐに生きようとする高潔なヒロイン。何よりも堅実で現実的。こんな素敵なヒロインには同じくらい真面目で行動力があり切れ者のヒーローくらいの男性でないと釣り合わないですよね。

文月先生のヒストリカル物は上品で素敵です。原作まで読んでしまいました。ローズの様な女性憧れます。

絵も話の内容も好き。読んでると引き込まれる感じがある。

他の方も書かれてますが、この作家さんの絵はクラシカルストーリーには本当にぴったり当てはまる。

ヒロインが、すごく素敵な女性だったし、ヒーローも想ってたより素敵な人だったから、星４にしようかな、と思ったけど、絵が少しイマイチだったので３にしました。でも、お話はほのぼのとしてクリスマスらしかったです。

窮屈な社交界から離れて幸せなクリスマスを迎えられてよかったです