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レビュー一覧

好きだけじゃ続かない

5点 5.0 4件
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  • 2019-08-12
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    この作者さんは独特の味があって好きなんです。これは作者さんの考えを投影しているのかもだけど、作品の中の主人公にある諦念と言いますか。自分がいろんな境遇にさらされたときの怒りの沸点が低いと思うのですよね。インド映画で(正確にはスラムドッグ$ミリオネアなのでイギリス映画ですが)身寄りのない子供が集められて、声がよくて歌の上手い子の目が熱湯で潰されるんですが(なぜかというと、その方がバクシーシ[喜捨]を多く受けられるから。目が潰れながらも美しい声で上手に歌う、有り体に言うとその方が稼げるからです。)、いまの日本でこれやったら大変ですよね。どうして自分がこんな目に遭うんだ、とんでもない!いや、どこでもとんでもないんですが、この映画の中では自分はそういう運命だった…と子供が諦めて受け入れるんです。この方の作品もそういった類の卑屈や悲惨とは違った意味でのカーストに通ずる諦念を感じます。怒りの原因って全てが、「不当」からくる。自分がこんな目に遭って良いわけがない。不当だと思うから怒るし、同じことが起こっても怒る人と怒らない人がいるのはそのラインの違いです。性格が良いとか悪いとかの話ではない。プライドの高さは関係しています、それは不当に当たりますから。そういったラインが高くないのに卑屈ではなくてなんだか不思議な味わいで好きな作者さんです。数話からなる短編集で、この方を感じるなら最適と思います。ところで、わたしも「ようこ」さんだと思っていました。「ひろこ」さん!また他の作品も読ませてくださいね〜。

  • ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    なんて言ったらいいのでしょうか。表題作の切なさ温かさ、他作品の愛おしい日々…過去の思い出になってしまえば、そんな風に振り返ることが出来のかでしょうか。作者の壮絶な実体験に基づくであろう作品を前にして叱られそうですが、自分も昔の辛かったことを思い出して、幼い自身を慰めてあげているような、そんな気持ちになりました。作品中に主人公よりもっと可哀想な境遇の男の子が出てきますが、家族と共に育った作者の、どこか救いのある感性は、そんなところから来ているのかな、と思います。今、とても作者さんが愛おしい。そんな言葉をどうぞお許しください。

  • 2020-02-09
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    最初のエピソードが一番良かったです。ペーソスと希望がある。あとの二作品は読んでいて結構つらいです。悶々とした毎日を抜け出す方法が無い感じ。特に主人公が子どもなので、ますます無力感があります。それを「諦観」と呼ぶ人もいるのでしょうけど、子どもが諦観を持つのは辛いですね。

  • 2024-08-20
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    松田洋子さんの作品はほぼ読んでいますこちらと併せて「父のなくしもの」も読まれる事をすすめます