レビュー一覧

普通の生活。普通の人。何なんでしょうね。かんがえさせられました。

泣いた。。。夏に死んだ20歳の猫を思い出しました。とっても良いお話でした。

良かった。読後感は優しい。にしても西さんの恋愛は不倫がおおいな()

シロに泣かされました。捨てられても、ボロボロになりながら家にたどり着く子猫のシロ。シロが最初から帰る場所の象徴を訴えているようでした。家族の帰る場所が家なのか。違う場所に帰ってもそこに家族があるから帰る場所なのか。最後までシロが家族を繋げてくれてるのじゃないかと思います、心を。お父さんの安楽死に対する意見と他のみんなの意見愛してるからこそ、最後まで一緒に苦しむんだ。この討論とこの言葉が最近愛猫を亡くした私の心に響きました。私は寄り添うしか出来なかったけど。安楽死で看取るか、最後まで自分の力で生き抜かせるのか、ペットがいる方は凄く悩む事だと思います。この家族の本当の大黒柱は母親ですね、ダントツ。（笑）引っ越す日シロも一緒で、良かった。

シロが歳を重ねる姿と新築の家が老朽化される姿と家族の変化が何とも言えない切なさを感じました。お母さんの強さとお父さんへの執着と愛にはちょっと怖くなりました。

実家にも猫がいて、もう10年超だから、なんだかすごくよく分かるんです。ここに描かれている、「猫がいる生活」の感じが。この物語は、猫と、その猫を飼っている家族の時間を、年代毎に区切って描いた短編集なのですが、短編集でありながら、一つにつながった物語でもあります。まるでアルバムを捲るように、ポロポロとこぼれてくる思い出のような物語は、幸せなことばかりではないけど、どこか愛おしくて。何度も読み返したいというのとは少し違うけど、忘れられない、私にとってなんとなく大切な物語になりました。

予想通りと裏切られた部分とでおもしろかったです。最後は泣けました。

可愛くない猫ちゃんがリアルでした！でも、可愛い可愛い言われていると、不思議と可愛くなるんですよね。

猫の話かなと思ったら、家族の話でした。父、だめですね邦画であるような話でした。

ブサイクな一匹の猫と四人家族の物語。作者買いです。｢お父さんちびがいなくなりました｣が好きな方にはオススメです。あちらよりほのぼの感は少な目で、胸がキューっと痛くなるような場面も多くて、よりシビアです。が、猫が良い味出してます。