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社会福祉士として働いており、このようなケースがあると聞いていたため参考となれば・・・と思い読みました。「共依存」や、「8050問題(=親80代、子50代、ひきこもり)」という問題は、表面化していないだけで実際はもっといるとおもいます。このような漫画を通して、「こんなケースもある」ということを知ってもらうきっかけになれば良いのかな、とはおもいます。しかし、巻末にあった「惨劇」というシリーズの性質上なのかもしれませんが、「こんな怖い人がいる」「ひきこもりは嫌だ」という嫌悪感を植えつけるだけであって、今後どうなる、周囲はどう支援するという視点が無ければ、ただの差別の助長にすぎません。まあ、「ウチはまだマシ・・・」という読後感が目的の漫画だから仕方ないのですが。それと、引きこもり女性が「生きていけない」と泣くところで漫画は終わっていますが、本当に怖いのはその後の「親の遺産を食い潰した後のひきこもりの末路」だと思います。凄惨さをあおるだけなのであれば、寸止めな感じもします。また、人工透析を受けている、との設定ですが、自宅で人工透析は受けられないと思いますので、少なくとも通院時に医療機関との関わりがなければ引きこもりで生活に関する知識の欠如という設定と矛盾が生じます。 引きこもり=悪との風潮は根強いですが、なぜ引きこもらなければならないほど追い詰められたのか、という観点から考えると、主人公の兄妹もひどいなあと思いました。 ただ、このような引きこもりから立ち直った方は本当にすごいとおもいます。最初の一歩を踏み出すのは本当に怖いと思います。それを越えて、踏み出した一歩の先には、しっかり自分の意志で生きるという光が見えると思いました。
3巻だけ購入。現在問題になっている8050問題を突きつけられているようで、息苦しい。
展開は面白いですが、暗くなるような気分になります。
主人公が最初からものすごくダメ人間だったら、多分ここまで怖い話にはならなかった。実際にどこかにいそうなダメな部分を持つ人間だったからこそ他人事に感じないのかもしれない。高校受験でつまづいてから徐々に自分を甘やかし続けて嫌な事から逃げ続けた結果もう取り返しのつかない所にまで落ちてしまったという感じだった。最後はもう救いようの無い位に最悪な人間になったものの、これでもまだいくらか生きていける余地が残っているのはある意味奇跡なのかもしれない。自業自得で同情の余地もないし、悪いのは全部この主人公だが、それでも他人事には思えないから本当に怖い。
ひきこもりの話を読みましたが、かなりリアルな話でした。実際、社会問題になってますし、人生どうなるかわかりませんね…
三話目を読みました。高校落ちた、苛めにあった、リストラされた程度で引きこもってたら父にどつかれる家庭だったので、主人公みたいにならずに済んでいます。障害があれば別ですが、せめてもう20年早く、結末のようにアパートを借りて叩き出していれば、きっと別の人生があったでしょうね。
漫画としてはこういう作風として面白いと思った。第一話は実際に同じような事件もありましたしね。好きなことばかりしていたから罰があったんだというような主人公のモノローグもありましたが、追っかけ仲間はちゃんと自分なりの幸福をつかんでいるので、現実とも向き合う知恵と努力があれば好きなことをするのは問題なかったのに。母親の言う「幸せの近道」だけが正しいとは思わないが、決めつけないでと言っておきながらその先がこの展開ではダメでしょう。取り敢えずこのようになってしまう人の精神状態や状況の一端を垣間見られる。
他人事じゃない。自身に将来起こりそうで怖くなった。
決して他人事ではなく、とてもリアリティのある漫画でした。心に響くというかえぐられるものがあります。自分もこうなるんだろうな…と本気で思ってます。少し怖いです
ひきこもり…。私自身、なりかけた事があるので怖いです。まして年を取ってから何の能力も無くひとりでって…。ひきこもり続けるとこうなるんだ という反面教師として読ませて頂きました。
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社会福祉士として働いており、このようなケースがあると聞いていたため参考となれば・・・と思い読みました。「共依存」や、「8050問題(=親80代、子50代、ひきこもり)」という問題は、表面化していないだけで実際はもっといるとおもいます。このような漫画を通して、「こんなケースもある」ということを知ってもらうきっかけになれば良いのかな、とはおもいます。しかし、巻末にあった「惨劇」というシリーズの性質上なのかもしれませんが、「こんな怖い人がいる」「ひきこもりは嫌だ」という嫌悪感を植えつけるだけであって、今後どうなる、周囲はどう支援するという視点が無ければ、ただの差別の助長にすぎません。まあ、「ウチはまだマシ・・・」という読後感が目的の漫画だから仕方ないのですが。それと、引きこもり女性が「生きていけない」と泣くところで漫画は終わっていますが、本当に怖いのはその後の「親の遺産を食い潰した後のひきこもりの末路」だと思います。凄惨さをあおるだけなのであれば、寸止めな感じもします。また、人工透析を受けている、との設定ですが、自宅で人工透析は受けられないと思いますので、少なくとも通院時に医療機関との関わりがなければ引きこもりで生活に関する知識の欠如という設定と矛盾が生じます。 引きこもり=悪との風潮は根強いですが、なぜ引きこもらなければならないほど追い詰められたのか、という観点から考えると、主人公の兄妹もひどいなあと思いました。 ただ、このような引きこもりから立ち直った方は本当にすごいとおもいます。最初の一歩を踏み出すのは本当に怖いと思います。それを越えて、踏み出した一歩の先には、しっかり自分の意志で生きるという光が見えると思いました。