レビュー一覧

主人公の気持ちの空回り、相手の気持ちの空回りがとても段階を踏みながら描写してありました。

立場上仕方ないのかもしれませんが、ヒロインが始終イジイジしていて魅力を感じません。

ヒロインにとっては初恋のヒーローが、愛していると言わずに『最善の策』として結婚しよう！となるので『義務』思われても仕方ない。しかも、領主様と使用人の娘で身分違い、加えてヒロインの非嫡子というコンプレックス・負い目、そして心の傷が絡む要素が多すぎ。ヒロインがヒーローを『ご領主さま』と呼ぶセリフに、もう少し深い意味が有るとヒーローが感じとるシーンが読みたかったです。又ヒーローが冷静なのでヒロインの偽父を追い返し、実父を探し当てるのは納得いきますが、ヒロインの母に釘刺されていたから冷たく突き放したとのエピソードよりもう少し盛り上がる展開があったらとも思いました。

ヒロインのお母さんのせいとはいえどうせ私は〜がイライラする。

微妙にすれ違う二人のやりとり、周囲の人々との温度差など、はがゆさが面白かったです。ラスト 彼が怒るシーンが可愛かった。

ちょちょっとあっさりかも…ヒーローもヒロインもいい人なのですれ違うというか、領主の権限とか初夜の権利とかその辺り知らないと？？なとこがあるかも…

ヒロインの思い込みがすごすぎる。ヒーローが結構口下手というか、後手に回り過ぎてるというかでヒロインの妄想が暴走中です。意地になるヒロインは好きだけど、自分を卑下しすぎるところがちょっと合わないかも。あと顔がすっきりしてるのに、脱いだらすごいヒーローのギャップがちょっと苦手でした・・・

お互いを想う心がすっごく伝わった作品でした。良かった良かった。

うーん、女性がやや卑屈すぎて、いまいちでした。男性もはっきりとしない性格で、作者さんは好きですが、ストーリー的には3かなあ。

綾部先生の漫画はイラストもきれいで大好きです。原作も読んでみたくなりました。