レビュー一覧

この作家さんの作品は前にどこにもない国を拝読してから ずっと避けてました。いつもタイトルと扉絵に魅力を感じるのですが避けてました。で、今回 やはりタイトルと扉に惹かれ再チャレンジしたのですが…多分この方の話の運びが私には合わないんだと思います。残念ながら…。根岸さんの人柄にこんな人ほんまにいたらいいなって思ったところにて☆２。

３CPの短編と本当に短い銀杏の精のお話しが一つ。草間さんって事でサンプルも読まずに購入。随分と前に描いた物もあるとか。知らないお話しだったので全く問題なく楽しめました。リーマンと彼をストーキングしてた青年CP、同級生物が２CPどれも微笑ましく可愛らしかった。以外に良かったのが銀杏の精のお話しでした。短くて残念だけど満足できました。次は長編で読みたいです。

表題作も、ちょっと黒い女装の似合う、かわいい系ストーカー受け、天然マイペース攻めでいいですが、3つ入っている委員長(美形)×いじめられっ子(個性的な顔)の話がとてもいいです。小学生の時に委員長に告白され、動揺して振ったらそれからいじめられるようになります。みんなからいじめられるようになった受けを攻めはあれこれ面倒見てたのですが、突然攻めは転校してしまい、高校生になって再会したら攻めは記憶喪失になっていてというお話です。記憶が戻る展開はないですが、記憶をなくす前に嫉妬したり、攻めが転校前にどう思っていたか分かったりといったところにキュンキュンしました。誰が見ても美形な攻めが、ぱっとしない受けに対して、受けは誰が見てもかわいいから！みたいにアホになるのはすごく好きなので、ご馳走様です、この作品に全霊の感謝を…！と思いました

表題作が一番のお気に入りです。火事で焼け出された根岸に、隣人の諏訪が自宅を提供してくれる。偶然の出来事のように見えた2人の出会いが実は、というちょっぴりミステリー仕立て。バラバラだったピースが収まるべき場所に収まっていく描写が見事です。諏訪の嗜好を根岸がすんなりと（というよりむしろいそいそと）受け入れるところが微笑ましくもあり、セクシーでもあり。3作目も力作ですが、個人的にいじめが絡むストーリーにかなり抵抗があるので、読むのが辛かったです。最後のお話は、たくさんのレビューアーが絶賛しているように本当に気の利いた「ショートショート」です。

なんで買っちゃったんだろう…短編がいくつか入っていますが、どれも嫌いなお話でした。草間さんは燐寸売りのお話が好きです。かなり奇をてらった設定がお好きなのでしょうか。

不思議な余韻の残る短編集でした。銀杏の話が思いがけずほろりとして良かった。

作者買いです。短編集です。表題作はストーカーしてた彼氏が突如の女装とかちょっといろいろ詰めこみすぎかな。それよりは、好きな子をいじめのターゲットにしておいて、自分は助けてあげてる立ち位置で側にいようとした闇深過ぎな小学生の話が良かった。

この方の話はどれもそうですが余韻がとても好みです。行間があるので、はっきりした描写を好む方にはスッキリしないかもしれませんが、好きな話が一つでも見つかれば読ませる作者さんだと個人的には思います。私は好きです。

表題作のほかいくつか入ってます。あとがきみたいな文が途中で切れてて気になりました。

作者買いです。絵柄と雰囲気や空気感が非常に好きなのですが、常々もう少しエロ多めでイチャイチャしていただきたいです。