レビュー一覧

久々にずっしりくるのを読んだなぁと思いました！賛否両論ある内容だと思うので、好きそうな人だけ読んだらいいのかなぁと。割と決めつけ的な内容ではなくて、読み手に委ねられた感じがしたので、たまにはこういうのも新鮮でよかったです！！

作者と依存というテーマに惹かれて購入しましたが、ちょっと物足りなかったです。話の進みが遅いのと、一定のテンポで話が進んでいくので、盛り上がりにかけました。依存というと、病み系で狂気っぽいのが魅力だと思うのですが、この作品は割とあっさりとしてて、作者さんのほかの作品と比べても物足りなさを感じてしまいました。

ちょっと無理がある設定だったかなと思います。結局何が言いたかったのかよく分かりませんでした。

うーん、akabeko先生の作品は凄い好みなものばかりなのですが、この作品は私には難しい話でした。終始二人の世界で終わってます。とっても病んでるなぁと感じました。特に私には終わり方が？でした。多分そうなのかぁと思って終わる感じですかね…。

まちがしている事は決して「愛」とは思えないけど､何度も読み返したら不思議と（愛かな？）って思っちゃう｡依存も執着も愛の一つだと思うし､だけどやり過ぎたら愛じゃなくなるんだよなぁ…あぁもう考え過ぎて分からなくなった｡まぁ､としも一人は寂しいと感じているようだしこれで良いんじゃないでしょうか｡

評価は分かれると思うけど、闇系が、好きなので好みです

心理学の研究素材にでもなりそうな作品です。最初は小悪魔的なキャラで，騙して洗脳してーと思って読んでいましたが，途中から頭痛がしてくる展開でした。私は個人的にこのような題材も結構楽しめるほうですが，病み系要素の強い救いのないようなお話が苦手な方は覚悟して読まれた方がよいかと…。作者さんは二人にとっては理想的な形だと書かれていますが，私は，まさしく『楔』が打ち込まれて這い上がることができないほど深い闇に落ち切ってしまったBad Endに見えました（作者さん，ごめんなさい）。「理想的」ってどういう時に使うんだろうと，かなり考えてしまいました。。。まぁ，愛の形は人それぞれなので，これも一つの形なのかなーと。ここまで途中の行間やラストの解釈を読者に委ねるBLも珍しいのではないかと…。愛する人に何度も忘れられて壊れ続けてきたマチ。手遅れじゃないことを祈ります。

作者があとがきで、ふたりの理想のかたちになったと書いてあるのでハピエンのつもりなのかもしれません。。。としは望んで人と関わる世界に連れ出されていて、連れ出してくれる相手にマチを選んでいます。マチはとしが好きです。でも最後までとしは関わり愛すことに苦しんでいて、マチはおそらく描かれていないもっと前の段階で心が壊れて、最後まで壊れたままです。。。あとがきを読んで、そこだけ引っ掛かりましたが満足度は星４です。

段々と謎が明かされる展開にドキドキしました。オチに向けて盛り上がりますが、オチに期待しすぎて読後にモヤモヤ〜が胸の奥に残りました。作者さんのファンでホラー、依存がいける方は楽しめると思います。

ハピエンで良かったです。作者さん自身も後書(？)で「難しい」といってましたが、確かに読後感が独特でした。好き嫌いは分かれると思いますが、私はラストのまとめ方に好感が持てました。病み系というよりは、この相手に出逢ってしまったから、こんな事になりましたよ、という２人なのかな？と。としさんの仕事が何だったのかは、気になります（笑）