レビュー一覧

「クジラの子らは砂上に歌う」の著者の短編集。やっぱり表題のファンタジーが良かったです。

はじめの2作品とても幻想的で素敵でした。後半からの人形遣いの作品はストーリーはともかく絵が雑でした。

絵柄からして、「クジラの子らは砂上に歌う」っぽいですね。梅田センセイの作品だけあって、設定やキャラは違ってもファンタジックな感じがします。

不思議な雰囲気のお話でした。絵と世界観があっていてよかったです。

クジラ〜の梅田先生の短編集です。独特な雰囲気の絵柄とストーリーですが、私は好きだな。靴屋の女の子の話が、もうちょっと読みたかったな。

同じ作者さんの作品「くじらの子らは砂上に歌う」を読んでいます。表題作は「くじらの〜」に掲載されている短編と対になる作品と作者さんが仰っているように、おとぎ話のような雰囲気が似ています。短編なので駆け足感が否めず、キャラクターや世界観を掴む前にお話が終わってしまい、残念です。二人のその後も含め、連載でもっとじっくり掘り下げて読みたいと思う作品です。他の作品は「日常の中のファンタジー」という感じでテイストが違うので、「くじらの〜」を好きな方でも好みが分かれるかと思います。