レビュー一覧

縁起の悪い色の髪と瞳を持って生まれてきた主人公が、父王の命令でヒーローと結婚するところから始まるお話ですが、全体的に非常に雑な感じを受けました。ヒーローとヒロインは最後まで他人行儀。悪役になりそうな人は何もせず、盛り上がりはなし。コンプレックスを乗り越えたのにヒロインの髪と瞳の色は普通に変わってしまう。なぜお互い惹かれあったのか、感情移入できず。ヒーロー目線がないので、全てヒロインの頭の中で完結してしまい、ヒーローが何を考えているのかわからず。残念な作品でした

オレンジ色の髪色を持つヒロイン。この国ではオレンジ色は不吉な色として信仰されているので、とても辛い思いをしてきました。ヒーローはそんなヒロインをとても愛してくれて、ヒロインもヒーローの事が大好きで...最後はまさかの展開に驚きました。

不吉な色とされるオレンジの髪と瞳を持って生まれたヒロインが王の計らいでヒーローに嫁ぎ、大切にされながらも、同じ髪色の子を産んではならないと心を閉ざしたまま。そんな中、大雨が続き、王が夢でお告げを受け、ヒロインが祈りを捧げると、太陽が降り注ぎ大雨がやむのですが、その直後、不思議な力で髪はブロンドに、瞳はグリーンに変化。今後オレンジを不吉としないよう王が声高らかに訴えますが、だったらブロンドに変化する必要なかったのに。結局、髪色で意地悪した令嬢も糾弾されないし、なんか消化不良です。