レビュー一覧

美大系漫画は苦手意識がありましたが、この本はとてもスッと読めました。情報がセリフではなく絵で表されて、それがきらきらときれいで夢中で読みました。絵を描く人がどんな事を考えて描いているのか知る方ができたのもとても良かったです。最新巻が楽しみです。

アナログ原稿から、作者さんの熱意が伝わってきます。ただ、若いから描ける作品だと思いました。今後は、作者さんの経験値を反映させた作品を読んでみたいです。

美大を目指す人、美大へ通っている人、かつで美大で過ごした人、美大に行きたかったことがある人。それぞれ、みんな身に迫るお話だと思います。ものを作ること。孤独と仲間と自分との闘いと。とても瑞々しい青春ものでした。大切に描かれたのがよく伝わる良作です。巻末の担当さんとのやりとりがまた…胸が熱くなりました。

美大の話。ブルーピリオドはまさに正道って感じだけど、こっちはゆるーい感じの美大生の話。ただ、雰囲気が緩いだけで物作りに対する姿勢は真摯だし、抱えている焦りや不安も他の作品と一緒。キャラクターが個性的で、面白いし、絵の雑さも雰囲気にあってる。１巻の終わりに急に泣かされたし。これは好きな漫画。

漠然とした夢がすぐ目の前の進路になった青年の不安と日常に共感できた。

美大の日常に詳しいんですね。芸術を造り出せるなんて、凄いと思います。

青春です。大学時代って、大した事件は起こらなくて、平凡でお金がなくて、バカバカしいことに時間使って・・・でもそれでいいんです。なんか胸いっぱいになっちゃった。大学時代を思い出しました。

文句なし❗泣けた。自分の才能とか、将来とかテーマとか、アートをやるひとたちってとてもたくさん自分の中に騒がしいタネを持っているのね。見ることしかできない自分のような人間には、うらやましいようなホッとするような…繊細でいてとても力強い秀作。