レビュー一覧

おもしろかった。絵は好みが分かれる所だと思うけど短編ひとつひとつがどれも読みごたえあり、お得な気がした。

病み系の話が若干入ってて好きな人は好きな内容立つまたと思います。

初めて読む作者さんでしたが、レビュー評価が良かったので読んでみました。短編集ですが、もうちょっとストーリー1つ1つ深いものにしてみてもいいかも、、、

☆4+『…いいこだよ?』と同じく初出OPERAの短編集。｢僕は行くよ｣は真綿で首を絞めるような、自分で自分の首を絞めるような…前後編なだけあって濃い内容ですが、デビュー作の｢とおるの話｣も密度で言えば負けてないと思います。その人の視点･視野の捉え方が的確じゃないと、透とトオルが曖昧になるこういうお話は描けないよなぁ。視点描写の巧さはその後さらに磨きがかかり…｢いいこ｣の表題作なんてまさにそれですね。作品集としての印象は、純然たる愛情のネガとポジという感じかな。愛もいろいろ、程度もいろいろ。レンズが曇っていては真像は見えない。

仄暗い話ですが最後に救いがあるような気がするので、読後は悪くないです。でも「僕は行くよ」はちょっと怖い。

それぞれ病んでいて切ないし、明るくハッピーエンドって訳ではないけど、最後はちゃんと微笑ましい。今まで読んでたBLとは少し違うなぁ。

短編集なんですが、ものすごい読後感。なんて言うのか、思わずふかーくため息をついて深呼吸しちゃうような。ハピエン、はっきりしたキャラ設定、恋にまつわるエピソードが読みたい人には全く向かないことは確か。ちょっと心がざわっとするような、少し圧迫感があって、息苦しいんだけど耐えられなくはない、みたいな作品。この作者さん特有の、仄暗くて不思議な世界観がすきな方ならばぜひ。

代表作とカプでした不思議な作品でしたが読後感もよかったです

痛くて途中で読むのが辛くなったけど、最後に少しだけ救われました。

三崎汐先生大好きです。どれもそれぞれ面白くて良かった。