レビュー一覧

最初と最後がよかったです。中盤は、ただ、ただ辛い。自分は身体だけの慰み者、王妃の座を狙う令嬢や取り巻きにさげすまれ、それでもヒーローの愛だけを信じていたのに、、ヒロインが出て行って初めてヒーローは本心を打ち明けます。最初に自分がヒロインの身体を奪ったのに、王妃が処女じゃないと責めるのはいかがなものか。自分の事は棚に上げてと、ヒロインものか爆発していいのでは？と思ってしまった。

近隣国への政略結婚が決まり、未来の王妃となるべく育てられたヒロイン王女。年頃となり、嫁ぐ直前に相手の皇太子が亡くなり、代わりに異母兄にあたる王子のもとへ嫁ぐことに。道中お互いの身分を知らずに一目で恋に落ちたヒロインとヒーローは一夜を過ごし、ヒーローは３年後に迎えにくると言って別れるが、結婚式当日に出逢った夫はあのヒーロー！ 喜ぶヒロインに対し、ヒーローは式後冷たく素っ気ない態度で他の女性とばかり一緒にいて…。いくら理由があったと後でわかっても、後半のヒーローにはかなりイライラした。

王宮内の勢力争いを納めようとしているヒーローの立場はわかりますが、ヒロインに一切何も語らずただ冷たくするのはどうなの。ずっと嫌な気持ちのまま読みました。二人の時ぐらい甘さがあって欲しかった。