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初めて読んだのは幼い頃、この本の第1話と2話でしたが、お話に震えあがった記憶が鮮明です。それから長い歳月を経た今でも、夜の闇や曇天の物陰で"へび女"の息吹を感じ、ついつい不安にかられる時があります。 ところで、何故この"へび女"はこんなにも恐ろしいのでしょうか？それは、"へび女"が絶世の美女だからでしょう。彼女の美貌が輝けば輝くほど、"へび女"に変貌した時の禍々しさは筆舌に尽くせないものがあります。 この本は3話構成、雑誌掲載順に並んでますが、ストーリーの時系列としては、3話→1話→2話です。ただ、読者が本の第3話を読み、最後のページを視てしまうと…、そこからつい第1話の同一シーンを読み直す「無限ループ」に陥ります。 最後に、とても凶悪な"へび女"ですが、背負っている業もまた深く、哀れと言えばあわれです。読者が読後に一掬の涙を添えてあげれば、彼女もまた成仏できるのではないでしょうか？
何度読んでも怖い・・子供の頃は夜トイレに行けなくなって、親に怒られたものです。他の方が書かれていた無限ループは初めて気づきました。楳図作品、よく出来てますね。
畏怖の代名詞でもある「へび」。梅図かずおの画力が合わさってかなり怖かったのですがこわいもの見たさで最後まで一気に読み終わります。何回もドキドキします。夜に読みましょう。
内容紹介に「巻末には、作家・金原ひとみが綴る「私のUMEZZ体験」を収録。」とありますが、付いていませんでした。昔一話だけ読んでいたのですが、三部作一気に読めてよかったです。
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初めて読んだのは幼い頃、この本の第1話と2話でしたが、お話に震えあがった記憶が鮮明です。それから長い歳月を経た今でも、夜の闇や曇天の物陰で"へび女"の息吹を感じ、ついつい不安にかられる時があります。 ところで、何故この"へび女"はこんなにも恐ろしいのでしょうか？それは、"へび女"が絶世の美女だからでしょう。彼女の美貌が輝けば輝くほど、"へび女"に変貌した時の禍々しさは筆舌に尽くせないものがあります。 この本は3話構成、雑誌掲載順に並んでますが、ストーリーの時系列としては、3話→1話→2話です。ただ、読者が本の第3話を読み、最後のページを視てしまうと…、そこからつい第1話の同一シーンを読み直す「無限ループ」に陥ります。 最後に、とても凶悪な"へび女"ですが、背負っている業もまた深く、哀れと言えばあわれです。読者が読後に一掬の涙を添えてあげれば、彼女もまた成仏できるのではないでしょうか？