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面白かったです。愛とは何か、欲望か、暴力か、幸福か。親から受けた傷、自分の犯した罪に苦しむ主人公と救いの手を差し伸べるも主人公の闇に巻き込まれる義兄の物語です。もともとやおいが好きなんですが、これはファンタジー要素の強いご都合主義のやおいと違って、すごく重いです。それゆえに、主人公や義兄のモノローグ一つ一つを何度も読み返したくなります。それでいて、ジェルミの精神的な危うさが放っとけなくて、友情と恋のギリギリの境界でつきあうウィリアムには、現代のやおいに通じるものがあります。原型というか。やおい好きの人がドキドキする設定。写真を見ながらベッドで義兄とキスするシーンは、最初の無垢で元気な主人公からは想像もつかない色っぽさでした。テーマが重く、悲しい話ですが、ファンタジーになる前のやおいの原型を読んだ充足感があります。
電子書籍のない頃、友人に全巻セットで誕生日のプレゼントに欲しいと言われ、びっくりした作品。ヘビーな内容と巻数の長さで、読手側の精神状態もそれなりに準備が必要。しんどい時に読んではいけません。主人公が性的虐待のトラウマから簡単に解放されるはずもなく、救おうとする義兄と幾度となく空回りするあたりは、精神分析などに興味がある方には面白いのかな。後半、様々な形の親子関係・兄弟関係が出てきて模索がされ、明るい方向に向かおうとするのが救いですがそれまでが長い。コレを雑誌連載で追いかけた人はすごいなあと思います。もちろん途中で放り投げず完成まで約10年描ききった作者に拍手。
萩尾先生なので絵や構図は綺麗。義父から性的虐待を受けた主人公がその後の人生を狂わせる話です。読後の後味はとても悪いです。最後まで救いがないというか、主人公も周りの人々も囚われたまま終わったという印象。
ずっと昔タイトルを目にして気になりつつも長編作品なので手を出して無かった作品でしたが3巻まで無料につられて読み始め、7巻まで行ったとこで挫折しました。いかにも萩尾作品といった感じで、一昔前の文学的な作品が好きな人ははまるのだと思います。モーリスとか風と樹の詩とかそんな世界が好きな人だったら。正直途中までは面白かったです。愛する母親の幸せのために義理の父に壊され続けていく。間違って義理の父と一緒に殺してしまった母親は実は自分が義理の父にされてることを知っていたことを知りますますおかしくなっていく。いろんな人を巻き込んで結局彼は救われたのか、最後10巻だけ買いましたが全くわからず。気になるなら無料で途中まで読んで5巻位でやめとくのが正解かもしれません。
20歳の頃読みました。とても衝撃的で忘れられない作品になりました。萩尾望都先生の作品は初めてだったんですが、BLのまとめとして取り上げられていましたが、これはBLじゃありません!笑萩尾望都先生にしか描けないと思います。漫画と思えないくらい読み応えがあります。
萩尾先生の前期の作品では「スターレッド」と「11人いる」がダントツに好きですが、後期ではこの作品が一番好きです。どうしても始めの頃の残虐的な内容ばかりが取り上げられがちですが、自分的には2人の心理的な絡みが増える後半の流れがすごく好きで、ジェルミに対するイアンの気持ちやニ人の会話の絶妙なやり取りなど、胸を熱くしながら何度もくり返し読みました。また、イアンの容貌や父性的な部分にもとても魅力を感じました。
萩尾先生のなかで一番好きな作品です。特に後半のイアンとジェルミの、お互いを傷つけながらも深い森から抜け出そうとする姿には涙が出ます。何度読んでも飽きません。
萩尾望都さんの絵柄、話大好きです!色んな要素、色んな感情が突っ込まれてカオスです。義父の暴力と母親の裏切り?自分の過去の行動に苦しむジェルミが義父の息子イアンに救われる?感じの話でした。イアンも悩みますがイアンは愛を信じる男、ジェルミは事件のせいでその逆。最後までイアンがジェルミを諦めなくてよかったです。因みにイアンは背が高くて格好良くて賢くてお金持ちでお誘い上手なハイスペック義兄さんです。前半イアンの親父のせいで重苦しいですが、後半のジェルミとイアンの絡みが凄く面白かったです。愛は裏切られると怒りに変わるのあるよねー。
ありとあらゆる愛の姿が描かれている。愛情と憎悪はひっくり返ったりごちゃ混ぜになるものなので、まだ、グレッグの行動の方がわかりやすい。イアンの憎悪も愛に変わった。だが「依存」になってしまったものは愛情と言えるのだろうか。グレッグの行為はあくまで対象となる他人に向けて注がれていたが、サンドラは他人を自己の一部にしてしまっていた。愛情も憎悪も対象があるから成立する。完全に飲み込んで自分と一体化させてしまったら、それはもう自分の意思で好きなようになる肉体の一部と同じであり、愛するものではなくなっている気がする。
無駄に長く、気分が悪くなる漫画でした。世間の高い評価が理解できません。あくまでもイチ個人の感想です。
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面白かったです。愛とは何か、欲望か、暴力か、幸福か。親から受けた傷、自分の犯した罪に苦しむ主人公と救いの手を差し伸べるも主人公の闇に巻き込まれる義兄の物語です。もともとやおいが好きなんですが、これはファンタジー要素の強いご都合主義のやおいと違って、すごく重いです。それゆえに、主人公や義兄のモノローグ一つ一つを何度も読み返したくなります。それでいて、ジェルミの精神的な危うさが放っとけなくて、友情と恋のギリギリの境界でつきあうウィリアムには、現代のやおいに通じるものがあります。原型というか。やおい好きの人がドキドキする設定。写真を見ながらベッドで義兄とキスするシーンは、最初の無垢で元気な主人公からは想像もつかない色っぽさでした。テーマが重く、悲しい話ですが、ファンタジーになる前のやおいの原型を読んだ充足感があります。