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母親に愛されない子供と子供を愛せない親という重いテーマを、あっさりコメディテイストの短編にまとめあげた作者の力量が素晴らしい。20年以上前の作品ですがくどくど説明するまでもない名作。
「イグアナ」はこの母親の「自分の嫌な所の象徴」だったんだろうな。周囲に嫌いな人がいるとして、その理由が「自分の嫌な所(性格とか身体的特徴とか)が似てるから」というのがある。自分を見てるようでイラッとする、同族嫌悪的な。それは我が子でも同じ。でも子供に罪はない。ありのままの自分を受入れられたら子供も愛せるようになるのだろうけど、親といえども人間だし、そんな簡単には・・・ね。親子、もっと言えば母と娘の永遠のテーマをこんな風に漫画にできる作者様って本当に凄いと思う。
まるで文学作品を絵で読むような、人の心の奥深くを覗き込むような、不思議な読後感。社会的生活を営む人間である限り、この感情は永遠に変わらないと思う。
昔々、TVドラマで見て、原作が萩尾望都さんだと知り、いつか、原作を読もう読もうと思いながら長い時間が過ぎてしまいました。今回レンタ!で気楽に読むことができてよかったと思います。ストーリー構成もいまどきの漫画家と違いさすがです。短編集ですがどれも人間の細かい心理を丁寧に描いていて読み応えがありました。おすすめの作品集です。
毒親短編集ってサブタイトルつけた方が売れると思います。
愛されないという重い事実を、娘側にもイグアナである、という非があると誤解させたまま話が進むので、思っているより軽い展開になります。行われていることはとても笑い事にはなりませんが、ここまで幻想的に、コミカルに描けるのは生半可なことではないと思われます。
表題作に鳥肌が立つ。作者の先見の明は異常だ。「母性神話」の崩壊と、毒親との向き合い方をあの時代に描ける力は凄まじい。
イグアナの娘がテレビで再放送始まったと知り、懐かしくなり読んでみました。大人になった今読んでみると、深くて大人の女性向けの漫画だなぁとしみじみ感じました。子供の時に読んでもきっとわからなかったけど、そこそこ大人になると各話の深さに気付けます。全体的に最近の漫画にはないテイストで読者に色々考えさせるようなストーリーです。どの話もそれなりに良いけどやはり短編とはいえイグアナの娘は面白いのでオススメです。
発表当時に読みました。今、娘を持ち母親の立場で読み返すと自分の欠点を突きつけられる母親の気持ちがよくわかります。他の作品も親子問題を扱っていて萩尾先生は先駆者だなと思います。
スタートからオチが完璧な「イグアナの娘」なぜママは私だけイグアナに見えるのだろう?兄弟間で差別を受けてきた経験は多かれ少なかれ誰しもあるのではないでしょうか。主人公はその理由を「私はイグアナに見えるから」で蓋をしてしまいます。納得できない理不尽なことに直面した時、素っ頓狂な理屈を信じ込むことで心を守っていたのかもしれません。この歪んだ自己完結は、主人公が母になってようやく「ああ、そっか」と腑に落ちることに。でもやっぱり……本当にイグアナの娘だったのかも?
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母親に愛されない子供と子供を愛せない親という重いテーマを、あっさりコメディテイストの短編にまとめあげた作者の力量が素晴らしい。20年以上前の作品ですがくどくど説明するまでもない名作。