レビュー一覧

「少女まんが」というと、この作品を思い出します！

うーん。主人公が自立心がある、といえば聞こえはいいけど単なるワガママというかなんというか、結局自分のやりたいようにやって周りの男性やらヒーローを振り回してるように思えてあんまり好きになれませんでした。当て馬の将臣さんが気の毒でした。

この作品だけでも十分面白いのですが、やっぱりこの作品を読んだだけではだれも予想もつかなかっただろう続編まで含めて読んでこそこの作品の価値は上がりますね。ヒーローとヒロインが無事結ばれてハッピーエンドと思いきやここからまだまだまだまだずっと続いていく湖都の人生をめぐる大河ロマンのはじまりです。

今読み返すと、湖都が随分と幼く感じる(笑)　ここからが物語のスタートなんだなぁ。。マグノリアワルツ、ライラックノクターンも是非。

続編マグノリアワルツのほうがレビュー高く私も続編のほうが好きなのですが、もう将臣さんが好きすぎるので、登場シーンから最後まで全てが凛としていてこんなにカッコいいヒーローは、やはりさいとうちほ先生の歴代漫画No.1と声を大にして言いたいですし、作者のお気に入りキャラのため、その後続編や短編に顔を出し、絶大な人気を誇るのも頷けます。絵柄は確かに古いのですが、昭和初期全然のお話でそこもまた昭和な感じで良いです！

昭和１０年、戦争が始まるかどうか…という時代の物語。女性の地位が、めちゃめちゃ低い頃のお話。それに抗って、自分の生き方を貫く主人公がとっても素敵な物語です(相当大変だけれども)。まず主人公には婚約者(日本の軍人)が居て、でも運命的な出逢いをしてしまった相手(英国の軍人)が居て、でもその人はインドの独立運動のために英国の軍人に狙われていて…てな流れ。最初から最後まで休みなくハラハラし通しでした☆そして、一応HAPPYENDですが続編【白木蘭円舞曲：全3巻】では予想外の展開が待っていますよ〜＾＾；他にも【恋物語】等の短編集で番外編・外伝がチラホラある作品なので、まとめて欲しいな〜なんて思いつつ探すのも楽しかったりします♪

古臭い絵柄とストーリーでしたが昔の作品なので仕方が無いですよね…結構主人公女性は自分勝手に行動して我儘だと思いました。

将臣さんが可哀想。主人公とその間男。仕方ないのはわかるんだけど。ムカつきます。悔しい。

湖都の事を愛してるが故の、将臣の葛藤が切なすぎる。

異国です色気漂うサジット、軍服が良く似合うクールな将臣さん、正義感が強くて愛する事を迷わない湖都。とても大好きな漫画でした。特に将臣さんが好きでした。湖都に対して酷い言動があったとしてもその胸には強い愛があって切なくなりました。