レビュー一覧

バトルもアクションも苦手なのですが。ましてや、戦記物は滅多に読みません。それでも、本作品の凄まじさは十分に伝わりました。由緒ある賞を受賞されたのも納得です。ただ、好みではないので★ひとつ引きました。

圧倒的な画力と深淵なテーマに惹かれて一気読み。議論が尽くされている部分だと思いますが、スド設定は必要だったのかな？個人的にはタイムスリップギミックがなくても歴史物として楽しめたと思います。

めちゃくちゃ面白い上に文字に関して色々考えさせられる傑作です。色んな意味で残虐なシーンも多いのですがそういうのが苦手でなければとってもおすすめ。チンギスハーン物が好きでもそうでなくてもおすすめ。あ、チンギスハーン悪役です。かっこいいけど。

他では中々お目にかかれない文字を主題とした話。アクションシーンから細かい心理描写までしっかりとあり読み応え抜群の作品でした。

本当に素晴らしい作品です。この作品に出会えて良かったです。最初は試し読みで作品について何も知らないまま読み始めましたが、ハマって一気に読んでしまいました。絵があまり見たことがないタッチで、特にユルールの瞳の書き方が印象的です。戦闘時の描写はちょっとグロいかと思うシーンもありますが私は特に気にならず、迫力があってとても良いと感じました。西夏文字が鍵になっていますが13世紀の蒙古や西夏などの知識が無くても楽しめましたし、文字をテーマにした作品は漫画以外でも少ないと思うのでとても新鮮でした。文字があり読み書き出来る生活が当たり前だった自分の中で文字の存在意義や読み書き出来ることの有り難さを改めて考えさせられました。シュトヘルとユルール、ユルールとハラバルの関係などは読み進めるうちに切なくなりました。特にシュトヘルとユルールの関係性は言葉に表せないものです。最終回に向けていく後半は読んでいて胸がいっぱいになりましたし、読後感は1本の映画を見終わったような感じでした。未だに何度も読み返すほどです。登場人物もそれぞれ魅力的で各々が様々な過去を持ち、懸命にその時を生きている様子が伝わってきて漫画を読んでいることを忘れてしまいそうになります。そういう視点で見れば本当の悪人が少ない作品だと思います。(そういう事情を抜きにしても悪人認定出来るキャラは出てきます笑)もっと多くの方に読んでもらいたい作品ですし名作だと思います。

伊藤悠さんの作品が終わってしまった。文字を持つ部族と戦いの部族の生き方の違いやら、人の生き死にが目を離せないくらいに興味深い作品だった。30年も前のシルクロードの本をまた読み返したくらい面白かった。

皇国の守護者が好きで作者買いですすごく面白かった！一気読みしました！全てのキャラクター好きになれる作品てなかなか無いなぁ…と思った

圧倒的な迫力と、熱を感じそうなほどみな“生きて”駆け抜けている。スケールが壮大で、どうなるのかハラハラしながらも読後感は爽快。やや残虐、流血表現も多いので苦手な人は注意。

ものすごく骨太で、歴史の知識としてもあまり詳しく知らない場所と時代が扱われているのでとても面白いです。

読み進めていくにつれハマっていってしまいました。続きが気になる。