AZUMI‐あずみ‐ 14
人を殺めることを生業とし、明日をも知れぬ世界を生きるあずみ。双子ながら、平和な御家人の家庭で、全く違う育てられ方をした駿介……これまで隠し通してきたあずみの正体が、ついに駿介にばれてしまう。血に塗(まみ)れたあずみの顔を見て、駿介は何を思う。激動の幕末の中で、二人の道はそれぞれどこに向かっていくのか……?【全202ページ】
この作品の他の巻
【全18巻】完結
AZUMI−あずみ−
1860年(安政7年)3月3日、江戸城・桜田門外。時の大老・井伊直弼は、登城してきたところを水戸藩から脱藩した18名の浪士に襲われ殺害された。後に「桜田門外ノ変」として歴史に残るこの事件の裏に、ひとりの美しい少女の姿があった。少女の刃は混乱の中、井伊の命を一瞬で奪い…。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
レビューPICK UP
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AZUMI‐あずみ‐ 1
1860年(安政7年)3月3日、江戸城・桜田門外。時の大老・井伊直弼は、登城してきたところを水戸藩から脱藩した18名の浪士に襲われ殺害された。後に「桜田門外ノ変」として歴史に残るこの事件の裏に、ひとりの美しい少女の姿があった。少女の刃は混乱の中、井伊の命を一瞬で奪い…。【全202ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 2
万延元(1860)年・春。水戸の徳川斉昭が送りこんだアメリカ公使・ハリス暗殺部隊から、見事にハリスを守り通すことに成功したあずみ。人の命を奪うのではなく、救うという任務で手柄を立てることができたあずみは、いつになく上機嫌で向家を訪れる。だがその頃、駿介の父は…【全206ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 3
水戸の徳川斉昭を暗殺するため、公家・土御門家の息女、知子に化けて斉昭のもとへ潜入したあずみ。好色な斉昭の手をかわしつつ、誰にも見られない場所で斉昭を討ち、自分が討ったことを誰にも疑われてはならないという困難な使命を果たすため、入念な計画が練られていくが…【全206ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 4
自らを慰みものにしようとする旗本の欣矢たちに拉致された志乃は、無念の中自刃して果てた。同じく拉致されていた志乃の婚約者・菅野は、怒りと絶望から刀をとり欣矢らに襲いかかるが、多勢に無勢ゆえに力尽きてゆく。そんな悲劇をつゆ知らぬあずみは、水戸で斉昭暗殺決行の時を迎えており…【全206ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 5
非業の死をとげた志乃と菅野先生……家族は死を賭して仇討ちを決意する。その家族を守るため、あずみは師の教えを破り、憎き、滝沢欣矢らを斬る覚悟を決める……時代は開国した幕府への非難の声が高まり、尊王攘夷の風は嵐へと移りゆく。あずみに思想はない。刺客という道を……己を捨てて生きる。【全206ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 6
攘夷に燃える水戸藩脱藩浪士の標的にされた勝海舟を守るためあずみは勝の乗る屋形船に駆けつける……が、そこに駿介が!!決して正体を知られてはならないあずみはどうする!?……攘夷の嵐は、看過できない問題となり、老中や英国総領事を狙う浪士たちの企みに、命を受けたあずみは戦う。敵は12人。しかも、新式銃が……【全206ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 7
明治4年――政府の高官になり、西郷隆盛の信頼も篤い駿介は幕末の時に思いをはせる。……友の死、あずみが刺客であったこと、そして坂本竜馬をあずみが斬ったのではないかという疑惑……そして、時は幕末へ――駿介は、自分の生き方に大きな影響を与える坂本竜馬と出会う。あずみ、駿介たちの舞台も、江戸から、天誅の嵐が吹き荒れる京へ!!あずみに課された暗殺の標的は…?【全202ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 8
あずみの舞台は、天誅の嵐が吹き荒れる、動乱の京へ!!清河八郎の暗殺指令…そして攘夷の洗脳をおこなう聖覚院慈行…あずみの思いとは無関係に、人を殺す命令が下される。そして、同じ刺客・岡田以蔵との出会い。彼のあずみへの想いは大きく膨らんでいく……【全202ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 9
あずみの使命は、京にて、天皇や公家に攘夷を焚き付ける聖覚院慈行を暗殺すること。しかし、慈行は替え玉を使っており、未だあずみはそのことを知らない。そして、決行日が来た!!常に死を背負いながら戦う幕末最強刺客・あずみの戦いは続く。そして、あずみに惚れる男・岡田以蔵。彼の思いにあずみは……【全202ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 10
幕末の傑人・西郷隆盛の命を狙う桑名藩家老・服部半蔵。半蔵に育てられた忍者を阻止せんとするあずみ。これより、服部半蔵vs.あずみの長く、壮絶な戦いが始まる。西郷暗殺を阻止したものの、桑名藩に呼び出されたあずみは水中戦を得意とする忍者たちの罠にはまり……そして、その戦いの折、あずみが正体を見られてしまった相手は薩長同盟の立役者となる、坂本竜馬だった……【全202ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 11
あずみを狙う幕府の重臣たちは、囮(おとり)とするために駿介を捕らえた。為す術のないあずみは、京を離れることで事態の解決を図るが江戸では、家族同様の向家(むかいけ)の人々が……自分のために、大切な人たちが苦しい目にあう。自責の念に捕らわれるあずみは、精神的に異常をきたし……最大の危機が訪れる!!【全202ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 12
たとえ正体がばれようとも、捕らえられた駿介の救出を決意するあずみ。そして……もう一つの決意を迫られる事が起きる。それが…坂本竜馬への恋。刺客として、武器にも弱点にもなる「女である」ということに直面するあずみ。叶わぬ恋と知りながら、想いを封じることができないあずみは、勇気をもって竜馬に告白し、一度だけ抱いて欲しいと願う。そして……【全202ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 13
長征軍参謀・篠田源太郎の暗殺に成功したあずみだが、待ち伏せしていた服部半蔵らの銃撃を受け、足を撃たれてしまった。竹細工職人の茂吉に匿われることになるが、この男、女のことしか頭にない。…………執拗な追っ手に、あずみは逃げ切れるのか!?【全202ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 14
人を殺めることを生業とし、明日をも知れぬ世界を生きるあずみ。双子ながら、平和な御家人の家庭で、全く違う育てられ方をした駿介……これまで隠し通してきたあずみの正体が、ついに駿介にばれてしまう。血に塗(まみ)れたあずみの顔を見て、駿介は何を思う。激動の幕末の中で、二人の道はそれぞれどこに向かっていくのか……?【全202ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 15
服部半蔵の父に追われるあずみは、どこに隠れても執拗に狙われる――。一方駿介は、竜馬とともに志士として活動し始め、新撰組隊士で幼馴染の圭次郎に命を狙われることになる。その圭次郎が恋をした相手が、駿介も思いを寄せる「はな」であった。明日をも知れぬ命の二人に、同時に愛された半玉の「はな」は――?【全202ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 16
復讐に燃え執拗に狙う服部半蔵に、匿われてた寺も急襲されてしまったあずみ。さらに身を隠すが、半蔵に教育された少年の自爆攻撃にあってしまう。怪我をしたあずみは、駿介の元に身を寄せる一方、竜馬の手助けをしたことにより、倒幕派として追われる駿介に対し、新撰組の幼馴染、圭次郎は駿介を斬る決意を固め…刺客として生きるあずみ。理想のために活動する駿介。ともにその身を狙われる中で、幕末の乱世を生き抜けるか!?【全202ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 17
その執念により、何度となくあずみに攻撃をしかけてきていた服部半蔵と、直接対決の末、ついに仕留めたあずみ。だがそのあずみの前に、出羽守に差し向けられていた刺客、壮太が現れる。二刀流で能力も優れる壮太の前に、あずみは初めて痛恨の敗北を喫し、敗走することとなった。一方その頃、恋した相手、舞妓のはなを喪った駿介と圭次郎は、はなの墓の前で、出会ってしまう。互いに敵同士となってしまった二人は…!?【全202ページ】
AZUMI‐あずみ‐ 18
岩倉具視と大久保利通から竜馬暗殺の脅迫を受け、苦悶するあずみ。一方あずみを剣で負かした刺客・壮太もまた、親友を喪い、この先の道を模索していた。倒幕派と幕府側が一触即発という混迷する時代の中で、歴史的事件、『竜馬暗殺』の瞬間は刻一刻と近づく…果たして、あずみは竜馬を暗殺するのか!?そしてその先にある結末は…!?大人気作品、ついに感動のフィナーレ!!【全202ページ】
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