献身

ヒロインの耐える姿に泣きました！あんなに自然に涙れるなんて…自分でもビックリ(笑)気付いたら終わりまで一気に読んじゃいました！！最後の展開も良かった( ´艸｀)久々に良い作品に出会えました！

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久しぶりに昔のHQらしい作品に出会いました。あと訳者の方が男性だからか文章に少し硬さがあり、それが却って砕けた感じのない引き締まった印象を与えたように思います。ヒロインの限りない優しさの内側には強い意志がありますが、ヒーローを深く愛する過程で何度もその愛を試されます。苦悩するヒーローの態度にも説得力があり、のめり込んで読みました。まずチケット3枚で読めるのですから絶対にオススメです！

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むせかえる南国の香りが漂ってきそうな異国情緒あふれる舞台の中で、息詰るヒロインとヒーローのやりとり。内省的でサディスティックなヒーローと、純真で芯の強いヒロイン。最後はロマンス小説ならではのさっぱりとしたハッピーエンド。古風な雰囲気のある訳文もいいです。

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終始ドキドキしながら読んでいました。しかもわくわくのドキドキではなく、罪の意識や後悔に裏打ちされた怯えのドキドキ…。マーリンの秘密がバレたら…ああ、どうなる？？と、途中までとてもロマンスを読んでいるとは思えない切迫感です。でも、根底にあるマーリンのポールへの深い愛に心を打たれつつ、ポールの絶望や苦悩や葛藤も分かる分”真実に気づいてー”と切なくてたまりませんでした。お話しの舞台が東洋の島で、熱帯のようだけど台風は来る、ゲイシャやキモノ？も出てくる、馴染みのあるようなないような不思議な感じでした。最近は気の強いヒロインが多い中、自分を抑えて耐え忍ぶマーリンの姿が逆に新鮮で魅力的に感じます。最後は予想もしなかった衝撃の展開に心底ビックリしましたが、マーリンの愛が報われて本当に、本当に良かったと拍手を送りたい気持ちでいっぱいになりました。不朽の名作と言われるのも納得です！

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漫画版のお試しが気になったので、原作を読んでみました。ヒーローが、ヒロインのことを自分を傷つけた許せない女だと勘違いして、精神的な苦痛や屈辱を与えるけれど、耐えるヒロインの、愛する人のために命すら捧げる気持ちを、盲目ゆえの勘で感じてしまい、憎みきれなくて苦悩する様を、島の館の中という閉鎖された空間で、ほとんど他の登場人物無しで描かれているので、かなり重厚でした。何とか誤解を解くことは出来ないのか、とハラハラしつつ読んでいましたが、誤解が解けるきっかけが唐突で、なぜにいきなりこうなった？と思ってしまいました。虎はどうなったのでしょう・・・？誤解に気づいた後のヒーローの心の描写ももう少し欲しかった。謝罪するより僕の奥さん綺麗！と喜んでるって、何かおかしい・・・。これだけしっかりした作品なだけに残念な気がします。蛇足ですが、諸悪の根源、ヘンドリック氏がどうなったか、だいたい想像はつきますが、やっぱり書いて欲しかった。

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