置き去りの恋

作者が好きなのでコミック版のコメントを見てはいても、小説版を読まずにはいられず、購入しました。いつもの作風と違い、こういう強引な展開を試してみようとなさった結果がこのような作品になったのかなっという印象です。まず、ヒーローの言葉が足りない。情熱の結果とはいえ、間違った態度、行為をしっかりと、徐々にでもいいから、確固とした言葉で償ってほしかった。実際にあって間もないのに、愛するに発展する場面がない。ヒロインも過去にあったことから、ヒーローに対してもう少し、警戒心があってもよいのでは？　それでもあらがえない魅力があるのなら、その場面をもう少し丁寧に書いていていただいたならと、、、、。それに、平手うちなんて、やっちゃだめです。ヒーローは、それを言われても仕方ない行為をしているのだから、その点を考えても、平手うちに対してのフォローもなかった点もマイナス要因です。宝石あげて4年君を想ってたっていうよりも、ここでは、言葉なくしても、ただ後でそばにきて、たたいたほほをそっとなでるとかして気に病んでいるしぐさがほしかった。だから、いつもよりマイナス点です。

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