心臓弁膜症だけと言ったじゃない!
大学病院での心臓弁膜症手術が急遽決定。手術中の死亡率は10%で楽観できない。手術は死ぬためにするように思えた…【全47ページ】
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心臓弁膜症だけと言ったじゃない!
作品詳細
- 発行 いるかネットブックス
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ジャンル
くらし:医療/体験記
エッセイ・随筆 - シリーズ 死亡率10%の心臓手術に向かおう!
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レビュー
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大学病院での心臓弁膜症の弁の取り換えの日程が急遽決定した。そのための術前検査をした。その結果、事態は楽観できない状態だと判明した。手術は心肺装置を使用して12時間かかる。手術中に死亡する確率は10%ぐらいある。
手術を受ける患者のうち10%は死ぬと言う意味やね? この説明を聞いた私は「先生、私、今から病院に行きます」と言った。来てもコロナで会えない。状況が悪くなれば連絡をするからと断られる。「今のところ可能性としては大きくないので、自宅待機をして置いてくださいと言われる。なんであっさりとそんな冷たいことが言えるのと思った。「それから必ずいつでも電話に出られるようにして置いて下さい」
この時の私は本気で執刀医師を怨んだし、憎んだし、人でなしと思った。もし悪くなって呼ばれても間に合わなければ意味がないと葛藤した。「それから術後も出血、感染症を起こす可能性がありますから」スマホを投げつけたくなった! これじゃ、手術は死ぬためにするように思えた。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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