恋文代筆承ります
大正八年。税理士の副業として恋文の代筆を営む槙は暴漢に襲われたところを偶然、街を仕切る極道・倉田組の三代目に助けられる。【全141ページ】
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配信日:2018/08/06
配信日:2018/08/06
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恋文代筆承ります
大正八年。新橋で税理事務所を開いた槙は、副業として恋文の代筆も請け負っている。その宛先のほとんどは、新橋界隈の芸姑や女給たちから絶大な人気の倉田組・三代目だった。ある日、槙は暴漢に襲われたところを偶然、倉田に助けられる。今まで何通も恋文を書いてきた相手である倉田を目の前にして、槙はなぜかずっと恋い焦がれていたような気持ちになってしまい…。
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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kazuさん
5
2018-08-12
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久しぶりに上質な文章のBL小説を拝読した感が。特にめちゃくちゃエッチなシーンがあるわけではないのですが、文章が緻密で美しく、またその美しさがこの作品の舞台となった大正時代を強く感じさせ、2人の心情(恋情)を際立たせるため、読み手を一気に引き込む力があるように感じました。文章フェチには堪らないのではないでしょうか、笑。ストーリーは、槙という新橋で税理士事務所を開く青年が副業にしていた恋文の代筆依頼で、一番多く書かされていた宛名の組長に助けられた事で、恋に落ちます。ただ少しウブで鈍いため、自分の心情が組長に対してどういう想いなのかはっきりせず右往左往。分かってからも右往左往しています。またその一方、組長は組長で以前からもらっていた恋文の内容で代筆者に想いを寄せ、代筆者本人を助けたことで一目惚れ。色々口説くのですが、なかなか槙には伝わらず、苦戦している様子が微笑ましい。結末はハピエンでクスッとなる終わり方、清々しい気持ちで読了。イラスト無しなので、作家さんが褒めているイラストも見てみたかったり、入ってくるとさらに良かったのかもと思ったり。なので、星4.8ぐらい。