オーディオブック 芥川龍之介 「杜子春」
『杜子春』は芥川龍之介の代表的な小説です。主人公の杜子春は、放蕩にふけり財産を使い果たしてしまう。途方にくれた杜子春は仙人に出会う。仙人の教えにより大金をつかむが、贅沢な暮らしの中でこれを使い果たしてしまう。そのたびに仙人に助けられ大金をつかむが、放蕩三昧は変わらない。いよいよそんな自分に嫌気がさした杜子春は、「仙人になりたい」と申し出る。そして仙人になるために杜子春に課された試練は、いかなることがあっても決して口を利いてはならないということ。杜子春は地獄に落とされ恐ろしい体験をする。たぶらかしてくる地獄の魔物たちの脅しにも耐え、最後まで口をつぐむ杜子春だったが……。そして杜子春の結末はいかに。本当に大切なこととはいったい何なのか……。仙人が杜子春に説いた最後の教えとは? 名作『杜子春』をオーディオブックでどうぞ! (『仙人』同時収録)
■著者プロフィール
芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)
1892〜1927。
1892年(明治25)、東京市京橋区に生まれる。大正時代を代表する小説家の一人。東京帝大在学中に菊池寛、久米正雄らと共に同人誌『新思潮』刊行。1915年(大正4)、代表作『羅生門』を発表。様々な時代の歴史的文献を題材にとり、スタイルや文体を使い分け多くの短編小説を執筆。「杜子春」「蜘蛛の糸」などの童話も有名。1927年(昭和2)服毒自殺。享年35歳。
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