回想 開高健
- ジャンル:ルポ・ノンフィクション
- 長さ:202ページ
-
0.0 (0人)
- ポイント数: 購入500ポイント
作品詳細
- 発行 PHP研究所
- ジャンル ルポ・ノンフィクション:伝記・自伝
- 紙初版日 1999年1月5日
-
レビュー
0.0 (0人)
敗戦の傷痕が残る昭和25年、冬の大阪。
「タニザワさんですかっ、ぼくカイコウですっ」。
著者と開高健の交遊は初対面としては少々奇妙なこの一言から始まり、平成元年12月、開高が亡くなるその日まで続いた。
開高が読みたいといえば、その本を自腹を切って購入し貸し与え、開高の小説「パニック」が昭和33年1月の芥川賞候補になれば、居ても立ってもいられず店じまいまで酒を飲み、早朝、受賞を知るや「放心」してしまう著者。
言うことは何でも聞き、することは何でも許す、わずか1歳年長である著者の開高に対する母性のような友情……。それを支えたものは、身近に才能を見ることへの喜び以外の何物でもなかった。そんな友情を結べる友をもつことは、まさに人生の至福だったろう。
「開高健が、逝った。以後の、私は、余生、である」。
本書の最後はこう結ばれている。
生涯の友が「傑出した個性」との40年の交遊を綴った、感動の回想録である。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
みんなの感想
本編が同じ内容の作品があります
まとめてカート
購入版をまとめてカートに
追加しますか?
本編が同じ内容の作品があります。
カート内でご確認ください。
・カートに追加できるのは最大100点です。
・レンタル中/購入済みの作品は追加されません。
・まとめてカートは購入版限定の機能です。