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霧降る街に獣は啼く
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貴族の二男坊ギルバートと、頼りになる従僕で恋人でもある人狼族のステファンはロンドンにやってきていた。巷では、「切り裂きジャック」事件が多発しており、好奇心で事件に関わろうとする世間知らずのギルバートに、ステファンは手を焼いていた。殺人現場周辺を見回っていたある夜、ギルバートはその美しさゆえに、ついに切り裂きジャックの間の手に落ちてしまう。愛しい主人に危険が迫るとき、人狼ステファンは──。19世紀末のイギリスを舞台に燃え上がる、人外主従愛の結末は！？
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。
（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）
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