華やかな牢獄
作品詳細
- 発行 ハーレクイン
- ジャンル ハーレクイン小説
- レーベル ハーレクイン・ディザイア
- 紙初版日 2000年9月5日
- レビュー
■この豪奢な屋敷の中には、愛と裏切りと陰謀が渦巻いている。
■リチャードの目は、陰気な病室の中にいる女性に釘付けだった。女性は痩せ細り、かつては美しく輝いていた目にも生気がない。“そのうえ、彼女は僕が誰だかもわからないんだ”リチャードは、自分の妻を薬漬けにして、記憶を奪った病院に、怒りを抑えきれなかった。自分を見捨てて家を出た妻、レクシーに対しても。七カ月前、レクシーは事故で瀕死の状態にあったリチャードに、離婚と多額の財産分与を要求して姿を消した。少なくとも、彼の母はそう言っていた。だが、今、レクシーは記憶を失って怪しげな病院に閉じ込められている。いったい、七カ月の間に何があったんだ? そして、妻の裏切りに対する僕の怒りはどこに向ければいいんだ?
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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2018-02-13
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神楽さん
4
2013-09-08
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登場人物みんなが怪しい一面を見せるのでドキドキしながら読めました。ヒロインが肝心な記憶を失っているし、ヒーローもヒロインをとても愛しているらしいのに何か理由があって彼女を信じられない様子だし、なぜかかなり自虐的なのが余計謎を深めます。ラスト近くなったらもう誰が犯人なのかわかりつつ読んでたのですが、肝心の謎解きのシーンでヒロインが部屋を飛び出している間に全てが解決した残念な終わり方でした。本来ならヒーローがしっかりヒロインをフォローしつつ全てを明らかにするところだったのに。ここまで悪辣な計画を実行した「犯人」をとてもお間抜けな行動でお終いにせず、狂気の言い分も聞いてみたかったです。