
素敵なご臨終
家族や友人など、大切な人が余命を告げられたとき、周りは何ができるのか。在宅医療と病棟での緩和ケアに携わる緩和ケア医である著者は「医師ではないからこそ、できるケアがある」と説く。
本書では「痛いときは家事などをさせた方が良い」「息苦しいときはうちわで扇いであげる」「すべての辛さを緩和してくれるマッサージの方法」といった具体的なケアの技術に始まり、最期の時に向かって起こる体や心の変化、最期を迎える場所をどう決めるかなどを専門家の立場から解説。死ぬことは苦しいことばかりではない。病を得た本人も家族も納得し、笑顔で送り出せる「素敵なご臨終」を迎えるために、知っておきたいことを医学的な用語を使わずに、図などを用いてやさしく読みやすく紹介する。
【目次より】
●はじめに─残された時間を笑顔で過ごしてもらうために、あなただからこそできることがある
●第1章 大切な人がつらいときにあなたがしてあげられること
●第2章 大切な人は何をつらいと感じているのか
●第3章 病によって最期の過ごし方は違う
●第4章 最期を迎える数週間前から数日前の変化を知っておく
●第5章 大切な人を楽にする緩和ケア11の技術
●おわりに
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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