KILLER−空色の君−

23世紀、荒廃した地球。孤児ゼータと美しきキメラの青年ネージュの出会いから始まる。
ふとしたきっかけから誘拐事件解決へと乗り出した彼らは、地下に広がる子供だけの国に閉じ込められた。
途中、同行することになった警察官ラキエルと共に行方不明になった少女を捜しながら、地下空間の深層に迫る。
全編フルカラーの近未来ダークファンタジー！【全127ページ】

ネージュが憎悪と怒りに任せて宿敵と激しくぶつかり合う混乱のさなか、謎の声が響きゼータは闇に攫われた。彼を捜したどり着いた地下で、ネージュとラキエルはおぞましい研究を目の当たりにする。子供たちはキメラを作り出す為に誘拐されたのか？　再び現れた宿敵との決着をつけるも、ネージュもまた闇へと引きずり込まれてしまった。
全編フルカラーの近未来ダークファンタジー！【全123ページ】

ギルトとの決着もむなしく、悪魔アレクに闇に引きずり込まれたネージュ。アレクが作り出した世界では、ゼータが家族との最期のひとときを延々に繰り返していた。命が尽きるまで、後悔と絶望は終わらない。彼の悲惨な過去を知ったネージュだが、なすすべもなく更なる奈落へと落とされてしまう。「ボクに彼は救えない」諦めかけたその時、ネージュの目の前に死んだはずの恋人が現れた。彼女に顔はない。ネージュが忘れてしまったから。愛する人の顔を忘れるほど復讐に憑りつかれた過去を懺悔したその時、微笑むイリスが名前を呼ぶ。「ネージュ」…ゼータがつけてくれたその名前を彼女が知っている。ずっとそばにいてくれたのだと、ネージュは奮起し走り出す。悲劇の螺旋に閉じ込められた大切な友達を悪魔の呪縛から解き放つべく。全編フルカラー近未来ダークファンタジー！【全122ページ】

始まりの場所で、自分にしかできない唯一の方法で見事ゼータを助け出したネージュ。2人は、あの偶然の出会いにより互いに救われていたのだと僅かな時間歓談する。ゼータに秘められた力とイリスの加護により呪われた地下空間から脱するも、突如HPTの警察官らに取り囲まれてしまう。彼らはネージュを今回の誘拐事件の現行犯として逮捕するという。そこへ現れたラキエルによって難を逃れたネージュは、再び自由の旅に出る。鮮やかな空の下、大切な友達へ贈り物を届ける為の旅に。
全編フルカラー近未来ダークファンタジー、ここに堂々完結！！【全132ページ】