凍てつくハート
悲劇を経て恋人達は再び巡り合う。もう二度と離れないために。
S・サラの〈ハート〉3部作、早くもクライマックス!
メリッサは故郷の町に帰ってきた。高校を卒業したての頃、初恋の人マックの子を身籠り二人は結婚を誓ったが、彼は流産を中絶と誤解して憤り、無慈悲にも彼女を捨て去った。
懐かしい町で思い出がよみがえるだけで辛いのに、彼との再会は思いもよらない最悪の形で訪れた。メリッサが車の修理を頼んだマックの父親が、その車の下敷きになり無残な圧死状態で発見されたのだ。
10年前マックは赤ちゃんを失い、今度は父親を失った。すべてわたしのせいで。
自責の念に打ちのめされる彼女の前に、ある夜マックが現れ衝撃の事実を告げる。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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社会規範を守り、思いやりもある人達を主人公にしながらも、道を踏み外してしまった人達が再び良き道を見つけられるように願う作者のメッセージに敬意を評して、星5つ付けます。そのメッセージはストーカー犯の描き方に象徴的に表れていて、良い人間になろうとしていたという、母親の述懐が切なく残ります。 2つの犯罪が並行して進み、登場人物も多いので、登場人物が頭に入るまでは少々混乱しますが、複雑な話をすっきりテンポよく書いていて、さすがは多作のベストセラー作家らしい技量です。シリーズ1作目から続く犯罪は、解決しないまま次に残されます(続きが読みたくてたまらなくなる)。また、そこに至るまでに、かなり多くの死傷者が出ます(シャロン・サラ作品の中でも多め?)。健やかに暮らせたはずの人達が傷つけられ、殺されるのは、フィクションであっても辛く、読後もどよんとしてしまいます。 一方で、主人公たちがまともでまっすぐなことは、シャロン・サラ作品の好きなところです。ヒロインも賢く有能だし、ヒーローは素朴でありながら、ハンサムで逞しく、ヒロインを守る文字通りのヒーロー。シャロン・サラの描くヒーローは本当に格好いいです。ベッド・シーンにそそられないのもいつも通りですが…。