のぶこのトナリで待ってて

洋一とのぶこは付き合い始めてもう5年目。デパートの屋上、お猿の「ノブコ」の隣が二人のいつもの待ち合わせ場所。のぶこは遅刻の常習で、自分勝手でだらしがなくて、ロマンの欠片も無い女。身なりにしたって、いつまで経っても垢抜けない。おかげで洋一は、どうしようもない倦怠感を感じていた。言い寄るいい女も他にいる事だし、潮時だって考えていた。だから何の未練もあるはずがなかったのだ。それなのに……。中編2本収録。

（※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています）

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• 3

  ひょっとこさん

  2018-06-07
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  二作品中、一話目の「のぶこの〜」が泣けて笑えました。中学生の時から付き合っている二人。もう彼女に新しい魅力を感じない彼氏。別れることを決心。でも好きになったきっかけや、彼女の良さを再確認していく回想シーンが特に感動しました。セリフの言葉遣いに時代を感じますが、内容は普遍的な男女の心を描いているように思います。

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• 3

  鋼の指揮者さん

  2017-10-13
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  サンプルで読んで、コメディかな？と思い、購入してみましたが、実は人の刹那を描いた、ちょっと考えさせるお話でした。しらいしあいさんの作品には、こういった作風が多いような気がします。

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