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キラキラしても、しなくても分冊版

著者小池定路

ジャンル：ボーイズラブ漫画
長さ：19ページ
3.9 （7人） 7

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作品詳細

親友の恋。幼なじみに芽生えた感情。兄弟へのコンプレックス。迷いながら、傷つきながら、劇的ではないけれど、何物にも代えがたい今を僕らは歩いている。柔くほろ苦い青春オムニバスストーリー。

（※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています）

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キラキラしても、しなくても

5 0 紫雲雉※備忘録です BLと言うには、あまりにも現実に近い同性愛の話で、胸がキュッとなって身につまされることもしばしば。中編で終わりかと思ったらいろんなカプが並行して、ところどころキャラクターたちが交差する。私はどれも好きなカプで全部楽しく読めたけど、どれか一つしか好きじゃないって人には読みにくい構成かもしれない。１話のケイタくんは本当にフツメン設定フツメン顔で描かれている。美形前提のBL界におかれましては、Ｂサメンと呼ばれてしまうかもしれないギリギリの作画を攻めていて、連載にオッケーを出した編集部と作家さんの間に信頼関係が出来てなければ始まってなかった連載だろうな、と思うとその面でも胸アツ。５話からのしゅう&あまねカプも、美形に生まれた者の悲喜こもごもで、美醜に対する別面からの切り口で良い話を描かれるなあ。と共に、幼なじみカプ大好物なので内心大はしゃぎで読みました。ケイタたちカプもめっちゃ良かったけど、しゅうたちカプは更に最高を更新してくるじゃん！！てフンスフンス興奮してたら、悪気なく最悪なアケオで急に冷水を浴びせてくる。そして、冷静になったところで、ヒロキという地雷型爆弾を敷設していく同時展開伏線打法。もはや恐ろしい程の憎い構成力。最後の収束に向けて、美しく風呂敷をたたんでいかれます。まーでも、アケオとヒロキにはずっとドン引きした(笑)。世の中は良い人だけでできてるわけじゃないし、後の展開には必要な存在でもあるので、私は薄目で許容しましたが。シズカ氏の気持ちを考えると、どうしても許されないので。シズカ氏のヒロキに向けた「あんたみたいなのは男女関係なく最悪」というニュアンスの言葉は良く刺さった。どれも人間として大事な良い話でした。 2024-10-29 5883100 0 0 IrHK-a-v2 cmf9m-%BB%E7%B1%C0%F0%B5%A2%A8%C8%F7%CB%BA%CF%BF%A4%C7%A4%B9-v2