血の呪縛
本や文献の中の架空の生き物と信じられている『モストロ』と呼ばれる化け物は、実は人間の世界にひっそりと紛れ、人を喰らっては生き延びている。
ネーヴェは、ある街で男娼の仕事を生業としていたが、彼は客となった男達を次々と殺害していた。その客は、実は全てモストロであり、青年の正体は化け物専門のアサシン(暗殺者)であった。ネーヴェは、モストロが纏う血の匂いを感じ取る事ができ、それを利用して男娼を営むかたわら、特殊な方法を使って日々モストロを血祭りにあげていた。
そんな矢先、ネーヴェは路地裏で一人の男と出会う。
威風堂々としているその男は、男娼であるネーヴェを気に入り、一夜を買った。
ネーヴェは、その男の本性も化け物と見破り、共に宿へと向かった。勿論、殺す為に。
しかし、その男はネーヴェの予想を遥かに上回る相手だったのである。
男の名は、ヴィンチェレ。彼こそ、かつてネーヴェの最愛の肉親を殺した仇であったのだった。
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。
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