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【全12巻】完結
復讐の皇后
皇帝と結婚し、皇后となった姉。だが皇帝と愛人によって無実の罪を着せられ、一族全員処刑されてしまう。「私だったら……私が皇后だったら騙されたりしなかったのに」生々しい記憶が脳裏に焼き付くなか、皇后の妹・パトリツィアが目を覚ますと、そこはなんと、皇帝と姉が結婚する《前》の世界だった。「あの惨劇を知るものは自分しかいない」そう悟った彼女は、姉に代わり今度は自らが皇后候補になることを決意する。選抜に落ちて皇后にならなければ、呪われた運命から逃れられるはず――そう思っていたけれど……。今度こそ、呪われた運命から逃れることはできるのか? 爽快な復讐劇が、今幕を開ける!
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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レビューPICK UP
みんなの感想
シリアス (1人)
ダーク (1人)
切ない (1人)
復讐の皇后 9
「愛しているなどと仰らないでくださいませ」妊娠を望む愛人・ローズモンドにより、媚薬を飲まされてしまった皇帝・ルシオ。薬の効果を感じ、急いで愛人のもとを去るも、皇后・パトリツィアと鉢合わせてしまうのだった。事情を察したパトリツィアは、ルシオに抱かれる覚悟を決め、二人は初夜を迎えることに。ただそこに愛はなく、あるのは軽蔑だけ――。一方、寵愛を失い子を授かることにも失敗したローズモンドはルシオの生誕祭で彼のトラウマを呼び起こそうと目論み……。【全207ページ】
復讐の皇后 10
「始めた者が最後を締めくくらないと」姉・ペトロニラも自分と同様に、時を遡っていたことを知った皇后・パトリツィア。「私もあなたと同じように戻ってきたの…これからはずっと一緒よ」双子の姉妹は奇跡の再会を果たしたのであった。そして二人は、愛人・ローズモンドを破滅に導く証拠を手にする。長きに渡る皇后と愛人の戦いの終わりは、もう目前――と思いきや、ローズモンドは二度目の皇后暗殺計画を企てていて……。【全215ページ】
復讐の皇后 11
「どうかこれで全ての悪縁から解放されますように」2度目の襲撃を受けた皇后・パトリツィアは、愛人・ローズモンドを襲撃の主犯として牢に捕らえていた。今度こそ彼女を処刑台に送るべく、パトリツィアは全て逃げ道を塞いでいく。しかし、ローズモンドは罪を認めないだけでなく、皇后の座すら諦めてはいなかった……。そんな彼女にパトリツィアは、最後の一手を突きつける。「全ては終わったということ。そう思わない?」皇后と愛人の長きに渡る争いは、ようやく終わりを迎えようとしていた――。【全215ページ】