秘書と結婚?
■彼が求めているのは秘書としてのわたし。決して妻としてではない。■結婚なんて絶対にしないわ! チェズニーは固く心に誓っていた。両親や姉たちの悲惨な結婚生活を目の当たりにしていれば、それも当然というものだろう。仕事に生きがいを求めようと心に決め、チェズニーは個人秘書の職に応募して首尾よく採用された。上司は、大企業の取締役であるジョエル・デヴェンポート。金髪で青い瞳の彼に、チェズニーはたちまち魅せられてしまう。でも、有能な秘書が上司に恋するなんてもってのほか。つのる思いを秘めて仕事をこなしていたある日、チェズニーはジョエルの持ちかけてきた話を聞いて仰天する。二年間の期限付きで結婚してほしいと言われたのだ。■ある日突然、憧れの上司から奇妙な形の結婚を申し込まれたヒロインが選んだ道は……。
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