亜人の王×高校教師

著者栗城偲
画カズアキ

ジャンル：ボーイズラブ小説
長さ：201ページ
3.8 （5人） 5

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作品詳細

著者栗城偲
画カズアキ
発行新書館
ジャンルボーイズラブ小説:SF・ファンタジー/召喚・転生/西洋風/王族・貴族/先生/獣人・ケモミミ/亜人・人外
レーベルディアプラス文庫
シリーズ亜人の王×高校教師
紙初版日 2022年10月11日
レビュー
3.8 （5人） 5

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ある日、高校教師の懸が駅の改札を抜けると、そこは異界だった――懸は召喚されてしまったらしい。そして立太子宣明の儀で、人間の懸を召喚した第二王子レオが王位継承権一位を得た。「呼ぶ気はなかった」とレオから睨まれたものの、元の世界に帰ることができない懸は否応なく彼の城で世話になることに。そこで亜人という種族が差別される異界の認めがたい常識とレオの優しさを知り、惹かれ始める懸だったが……？

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

2 0 えいとなんか…なんだろう。作者さんは結局この物語で何を描きたかったのだろう？招聘人が何代頑張っても亜人の境遇を変えられない差別意識の根深さ、でいいのかな？　最後まで分からず、ずっとしっくり来ないまま読み終えた感じです。　そもそも物語が終始懸視点で進んで、まあそれはいいんですけど、読者も懸が得た情報ベースでしかこの世界に関われないので、レオやアルレシャの心情もよく分からないし、懸も正常化バイアスか何なのか割りとメタ志向で常に結構冷静で、結果こちらもスン…となってしまって物語に入り込めませんでした。　レオとサダルメリクの子供時代の具体的なエピソードとかあればクライマックスのシーンもちがった印象になったかもしれないのに…。　それから、後出し情報(例えば懸が柔道の心得があるとか)が多くて戸惑いました。レオがあの姿になるのもそうだし(予兆ゼロすぎて逆に驚きもしなかった。)、何よりレオはなぜあの姿を懸に見られたくなかったのかもよく分からない…亜人がこの世界で忌み嫌われているから？だとしたら無意識にレオも亜人に対して差別意識全開では…？　そこは置いておくとしても、物語の組立てとして、これまでの招聘人からの引継ぎ情報を中盤に持ってきて、1. この世界の亜人に対する偏見ヤバすぎ→懸が「少しでも改善できるように動こう！」と決意→何かしら結果が出る、2. 男でも妊娠すると知る→懸がレオを意識しちゃってもだもだ、とかなら何かもうちょっと入り込めたかも知れないなと思ったり。　とにかく、よく分からないまま「でもこれから面白くなるかも！」と期待し読み始めた結果、よく分からないまあ終わりました。 2024-09-15 5846681 1 1 IdHF-a-v2 l3bB-%A4%A8%A4%A4%A4%C8-v2